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十六話目 ページ18

朝倉Side

あの川か。
となると反対から回り込んで追いやるのが一番手っ取り早いか。
横に逃げ無い様に空間断絶で囲い、前後のリーダーと宮都さんと、彼女を通過した上での目的の川が一直線に成る様に断絶を通すか。

目的の川を確認し、其処迄の通り道を考える。
彼らでは呪いを押せ無い。
善くて同じ所で戦うか、最悪の場合、押されて、そのまま通り抜けて筒から抜け出されるか。
となると、リーダーと宮都さんに押して貰い、ダメージはあの二人に、が最適解だろう。

「中原さん、宮都さん、彼方へ回ってください。そこのお二人……名前聴いてませんね」

「伏黒恵」

「禅院真希だ」

指示を飛ばす為には名前を知って居る方が飛ばし易いか、と思い、名前を聞く。
禅院さんと顔が似て居るから、双子だろうか。
髪型や、眼鏡の有無が違う点といえばそうだが。

「伏黒さん、禅院さんも中原さんと同じ所に」

「わかった。ほら行くぞ」

二人が同じ所に移動したのを確認し、異能力を発動する。

「異能力『時空喰らいと時渡。』切断。
空中に立てます、空間断絶は円柱状に目的地迄伸びて居ますので、下がら無い様に。
中原さんと宮都さんは押して下さい、残りの御二人は確実にダメージを狙って下さい。俺は支援に回ります。攻撃は俺が防ぎますので怯まなくていいです」

「「「「了解」」」」

或る程度の情報を四人に追加で渡す。
リーダーと宮都さんが前に出て、構える。

「手前も重力と戦ってみるかァ?
うらあッ!」

「兄やんの重力まじ死ぬのでやめといたほうがいいですぅ」

『!? 回り込まれた!?』

「異能力、『竹取物語』 ミクロ」

『小さくなる?なんですか、これは。呪力で無ければこんな芸当は無理なはず』

最低限の情報を渡す。
彼の川には罠が仕掛けて有るのだろうか。
若しくは、誰か有力な戦力が其処に向かって居るか。
なにも無かった場合は協力体制は継続、伏黒さんと禅院さんが動き易い様に此方は動く。

不測の事態の事を考えながら、飛んで来る木を伐る。
中也さんは絶対に壊れることの無い地面で好きに暴れているし、宮都さんも異能力を発動して大きさを変えて居る。
此れだけ暴れると……

「おいおい、何だよあれ。呪いの動きは鈍るわ、小さくなるわ、空中にはほんとに立てるわで意味分かんねぇよ」

「理解出来無いのでしなくて良いです。リーダー、宮都さん、暴れすぎると彼等がダメージを与えられませんからね」

困った様に頭を抱える二人。

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設定タグ:呪術廻戦、腐術廻戦 , 文豪ストレイドッグス , BL   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:のんしゅ | 作者ホームページ:No.  
作成日時:2021年2月23日 22時

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