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流石に生徒会長だ。役員の顔を全員覚えているに決まってる。
知人のお手伝いですと返すと
「良いように扱われてんじゃねえよ。そういうのは同じ生徒会メンバーに頼むのが普通だろ。断れ。」
とピシャリと言われてしまったのだ。
「この仕事はカン・ジョンインだろ。注意しておく。お前、名前は。」
「キムAです。」
「そうかAか。俺はテヒョンだ」
「知ってます。」
「そうか結構。帰りな。」
とテヒョン先輩はぶっきらぼうに言って私を帰した。
次の日から、私に手伝って欲しいと言ってきたカン・ジョンインは学校に来なくなった。
注意しておく、の注意の度合いが怖すぎてカンジョンインに対して罪悪感を凄く感じてしまった。
その後、テヒョン先輩は私を見かけたら手を振ってくれたり、「よぉ」と通りすがりに挨拶してくれたりした。
私は私で「機嫌を損ねさせたら死ぬ」と思ってしまっていつもビビりながら挨拶返してた記憶がある。
でもなんでそんな先輩が私を？と今日で何度目かの疑問を頭に灯らせる。
そしたらじっと見られてた事に気がついたテヒョン先輩と目が合ってしまい、誤魔化すように慌ててスープを口に入れた。
とろんとしたコーンの甘さが舌にまとわりつく。
そういえばいつぶりだっけな。
こんなに温かい朝食を食べたの。
そもそも誰かと朝食を一緒にしたことすらなかった気がする。
いつも隅で急いでコンビニ食食うとか、レンチンとか、バイトの急速の合間におにぎり食うとか、急いで腹を満たすものばっかりだったし。
こんなに、ゆっくりと、朝の小鳥が囀る音を聞きながら。
食事を食べ終わって席を立とうとすると手で遮られ、テヒョン先輩がポットからカップに紅茶を入れてくれた。
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りっとん(プロフ) - 続きが気になって全部読んでしまいました。ちなみにテスト前日です。正気ではない。 (2020年1月7日 21時) (
レス) id: 80a4b20210 (このIDを非表示/違反報告)
ユン - めっちゃ面白いです!! 続き楽しみにしてます。 (2019年6月23日 17時) (レス) id: 61e4cc3c79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるちょん
| 作成日時：2019年6月13日 17時
