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無断欠勤なんてクビになるだろうなぁ、嫌だなぁ、また仕事探さなきゃいけなくなる。
今度のバイトは何を入れるべきだろう。ヨーグルト配達はこの前クビになった。他に朝アルバイト出来そうな仕事ってなんだろ。
思い出せ〜思い出せ私の少ない脳細胞〜
だって、探さないと、お金入れないと。
お父さんに、お母さんに、
脳裏によぎる振り上げられた拳。
その後に来る鈍い痛みを思い出し、自然と私は自分の肩を抱いた。
早く、早く帰ってお金をあの人達にあげなきゃ。
そういえばお母さんは昨日の朝も具合が悪そうだった。しかめっ面で怒りを当たり散らすんだもん、身体の具合が悪いからストレスでそうなるんだ。
昨日の食器洗いも掃除も出来てないままだ。衛生が悪いとまた病気に掛かりやすい。そしたらまた機嫌の悪いお父さんとお母さんにぶたれる。
早く帰らなきゃ、と考えているといきなりドアが開いた。
「はよ、朝飯だ。」
制服を着たテヒョン先輩がずかずか入り込んできた。
後ろから昨日のボディガードの人が朝食を乗せたトレイを部屋に運んでくる。
ノックもされずにいきなり入ってこられたのでびっくりした。
ボディガードの人は部屋にあった大きなテーブルに朝食を綺麗に置いていくとすぐに出て行ってしまい、部屋には私とテヒョン先輩しかいなくなった。
「えっと、おはようございます…」
とりあえず一礼すると、テヒョン先輩は「おう」と短く返した後洗練された動きで私に手の平を差し出した。
「？」
私は首を傾げたが、あっと声を上げる。
「ごめんなさい、お金ですよね、お世話になる以上、宿代と食事代も必要ですし…」
あたふたとする私にテヒョン先輩はハァと溜息をついた。
「俺はお前を買ったっつったろ。金の心配はすんな。これは手を出せって意味だよ。エスコートも分かんねえのか」
え、という暇もなくテヒョン先輩に手を取られてテーブルまで連れてこられる。
椅子を引かれて、座れ、と顎をしゃくって合図された。そんな事わざわざしなくても、と口を開こうとしたが目が怖かったので黙って座った。
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りっとん(プロフ) - 続きが気になって全部読んでしまいました。ちなみにテスト前日です。正気ではない。 (2020年1月7日 21時) (
レス) id: 80a4b20210 (このIDを非表示/違反報告)
ユン - めっちゃ面白いです!! 続き楽しみにしてます。 (2019年6月23日 17時) (レス) id: 61e4cc3c79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるちょん
| 作成日時：2019年6月13日 17時
