9. ページ10
・
『ふふ、そんな必死にならなくても』
口に手を添えて笑う姿が
可愛いくて可愛くて
"俺だけのものにしたい"
こんな独占したいと思ったこと、無かったな
今
いいタイミングとか、もっと距離をとか
そんなの考える前に、今
言いたい
「Aちゃん、俺とお付き合いしてくれませんか」
『えっ…』
真っ赤になった顔でキョロキョロしている彼女が可愛くて仕方ない
「俺、ずっとAちゃんが好きだったんだ」
『……でも、あの私あなたのことよく知りません』
声がどんどん小さくなって、服の裾をぎゅっと掴む
可愛すぎるやろくそ
さっきまで塩対応ぽかったのにギャップで死んでまう
俺じゃなきゃ襲われてるぞこれ
『私…彼氏出来たことないし…あの、その…ごめんなさい！』
「………え？ほんまに？」
こんな可愛い子が今まで彼氏出来た事ないとか有り得るか？
嘘？いや、つくわけないやろ
世の男共はあほなんかこんな可愛い子おるのに
まぁそっちの方が好都合
…恋愛経験ない子にいきなり上がり込んだ野郎が告白してもそりゃビビるよな
「…じゃあお友達になってくれませんか？」
三角座りをして小さくなった彼女に手を差し伸べる
『……お友達なら……はい……』
よっっっしゃァァァァ……やったぞやればできる子不破湊
俺の手にちょっと手を乗せてくれた、
少し震えていていた
可愛すぎて今すぐに抱きしめたかったけど耐えた
『……あぁっ！！！やばい！授業あるの忘れてた！！』
「えっ？」
いきなり立ち上がり、バタバタと動き回る
『あっ、あの！もう時間ないので、私行きますね！鍵は…ポストか、今日夜バイト入ってるので渡してくれると助かります！』
では、ごゆっくり！と
勢いよくといってしまった
「お友達になったのは嬉しいけど…これは無防備すぎでは」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 890人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緑(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！ (2022年3月16日 2時) (
レス) @page43 id: 79f067e2a7 (このIDを非表示/違反報告)
まな - めっちゃキュンキュンします！更新楽しみにしてますねー (2022年3月9日 14時) (レス) @page42 id: 24df82e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：緑 | 作成日時：2022年2月25日 0時
