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・
不破side
家に着くと、直ぐにAちゃんをお風呂に入れた
風邪だけは引かせたくない
ジャケットを脱いで
適当にタオルで頭を拭いた
・
『お風呂、ありがとうございます…』
「いーの、それよりここ」
『え…』
戸惑った様子で俺の前向き合って座る
「なんで、店に来たの？」
『……』
「気になるやつでも…いたの？」
『ち、違います…』
顔を下げ表情を隠す
「ねぇ、教えて」
覗き込むと
泣いていた
「俺、なんかしてもた？ごめんよ」
抱きしめたいけど、びっしょびしょやし
『好き、です』
「……………………え？」
聞き間違い？…
………じゃないよな
「好き…？」
『はい…』
「え、嬉しすぎる…ねんけど…ど、どうしよ」
こ、告白っ？これ…どうしよ
あー…やばい…めっちゃ顔熱いやばいかも
『でも…不破さんは……私を本当はなんとも思ってないです』
「……はい？」
何言うてるんやこの子は
『ホストとして、私に告白したりしてたんですよね…それを勘違いして私……す、好きになっちゃったりなんかして』
『だから私…不破さんがホストしてる所みたら気持ちなくなるかなって思って……そしたら馬鹿みたいに勝手に妬いて…』
『女の子が…き、キス…してる時…不破さんが笑ってたから……私なんか、その…』
涙を拭いながら必死に話すAちゃん
好きな子泣かせまくって
俺、ホスト失格かもな
「Aちゃん、こっち見て」
小さな手を両手で包み込む
「俺は、Aちゃんが好き」
「引かれる覚悟で話すけど、Aちゃんと友達になる前からAちゃんをずっと見てた」
『えっ…え？』
「コンビニでレジしてる所、ゴミ出ししてる所、揚げ物揚げてる所、全部見てた」
「一目惚れやったけど見ていくうちにどんどん好き増してって」
『え、その…恥ずかしいです』
真っ赤な顔して視線を逸らす
かわいい
「仕事で疲れた俺の癒しやった」
「俺、ホストやしAちゃんが不安になるのは当たり前やと思う…けど」
「愛してるのはAちゃんだけ」
「俺と付き合ってください」
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緑(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！ (2022年3月16日 2時) (
レス) @page43 id: 79f067e2a7 (このIDを非表示/違反報告)
まな - めっちゃキュンキュンします！更新楽しみにしてますねー (2022年3月9日 14時) (レス) @page42 id: 24df82e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑 | 作成日時：2022年2月25日 0時
