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・
「指名ありがとうございます！姫めっちゃ可愛いっす」
『あ、ありがとう…ございます』
焦って指名したのは黒髪の優しい感じの人
今は不破さん忘れて楽しい話をしよ…
妬いてなんかないし…
「すみません、本当は不破さん指名したかったんすよね」
『え、いや…』
「不まで言ってたじゃないすか！不破さんイケメンっすもんね〜わかります！俺も大好きで憧れてるんす」
『確かに…顔はすごく整ってますね』
「みんなの憧れなんすよ、話し上手だし」
…確かに、愛想もいいし話し上手だし
おまけにかっこよかったらNo.1なのも納得…
「隙がないっていうか…ガチ完璧なイケメンっす」
『え、隙ありまくりじゃないですか？』
「ないっすよ！！いっつもシャキッとしてるし」
寝室しも行かずにソファでごろ寝してる人が
そりゃ仕事だからちゃんとするか…
『確かにかっこいいですけど、可愛いですよ』
コソッと見た寝顔、ヨダレ垂らしてたし
「もしかして…Aさんって不破さんが溺愛してるAさんっすか？…」
『え？で、溺愛？』
「はい！めっーーちゃデレデレしてるんすよ」
『いやぁ…営業ですよ、絶対』
そう、絶対、絶対
「あれは違うっすね、ガチっす…あんな湊さん初めて見たっすもん、顔がとろけまくり」
『べ、別のAさんですよ』
「いや！笑顔見てわかりました！Aさんのめっちゃ可愛いし癒されるし、湊さんの気持ちわかるなぁ〜」
腕を組んでこくこくと頷く
……それがほんとだとしたら
いや…ダメだ…
『え、えっと！か、帰ります！』
「早いっすね！延長は」
『無しで！』
「潔いいっすね！お見送りします！」
・
『ありがとうございました、お話出来て楽しかったです』
ほとんど不破さんの話だったけど…
すごく話しやすい人だった
「いやいや！こちらこそです、またいらしてくださいね」
『はい！………っ』
歩き出そうとした時
目の前で不破さんがキスされてた
「んは、またのお越しをお待ちしております」
笑ってる
あー…
ちょっとでも期待してしまった自分が馬鹿みたいで
その場から逃げたくて、足が動いてた
あれ、帰り道こっちだっけ
分からない
私、妬いてる？気持ち無くすために来たのに
本当に馬鹿だ
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緑(プロフ) - まなさん» ありがとうございます！ (2022年3月16日 2時) (
レス) @page43 id: 79f067e2a7 (このIDを非表示/違反報告)
まな - めっちゃキュンキュンします！更新楽しみにしてますねー (2022年3月9日 14時) (レス) @page42 id: 24df82e1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑 | 作成日時：2022年2月25日 0時
