五十三話!! ページ5
相良side
朝日野の番はAの低く見るような視線と台詞に顔を赤くして仲間へ掛かるように怒鳴り散らす。
それに対しAは完全に開久の真似をしようと考えたのか、ギリギリこちらにも聞こえる位の声で低く「行け。」とだけ指示して顎で指図した。
相「...カッコイイかよ。」
こっちまでもしかすると勝てるんじゃないかと思わせるような圧倒的な姿にそんな言葉が出てしまった。
全員が走り込んで掛かる中、Aだけはその中心を割くようにゆっくりと真っ直ぐ歩き出す。
片「頭としては十分すぎるくらいだな。
...あとは、勝つだけだ。」
祈るような目で正面を見据えるAを見た。
周りの様子を少し見渡したあと、真っ直ぐ走り出す。
片「A、やっぱ一体一で蹴りつけるみたいだな。邪魔が入らねぇように成蘭全員で朝日野のスケバン抑えてやがる。」
スピードがつき始めたと思えば、あいつがポケットから出したのは
相「...あ？ナイフ、」
焦った俺はそんな言葉しか出なかった。
(え、ナイフなんか使い慣れてないと殺すだろ。間違って刺さったら傷害罪で少年院行きだ。)
片「...ありゃあかなりやべぇぞ、間違ったら人殺すだろあれ。」
相「だよな、俺どうすればいい。もう今から行っても間に合わねぇ。」
片「待て、とにかくどうなるかだけちゃんと見るぞ。やらかしたらまぁ。ここまで来ればしょうがねぇ。ナイフなんて持って来るんだ相当な覚悟だぜ。」
相「...そう、だな。」
ただ焦るだけの俺を落ち着かせるには十分すぎる智司の言葉に、もう一度深呼吸をしてAと向き合う。
朝日野の番もこれにはかなり焦っている様子で、早々にケリをつけると言ったような言葉を吐いたあとスタンガンを大きく振りかぶった。
素早くAが相手の懐に潜り込んだと思うと、足を大きく上げてスタンガンを持つ腕を蹴る。
そして、素早く体制を整え全体重を乗せて相手の心臓に思い切りナイフを突き刺し一緒に倒れ込んだ。
その生々しい殺人の現場に、見ていられなくて反射的に片目を瞑る。
(あいつ、やっちまいやがった...！！！)
片「...流石にやべぇな。」
しかし、一向に血が出る事も無ければ相手が項垂れる様子も無い。
相「...ん？」
A「ふは、ばーか。オモチャだよ笑...おやすみ。」
まるで俺達を含めたその場の全員を嘲るようにそう言い放つと、素早く顎にダイレクトに肘を叩き込む。
俺はどうにかなってしまいそうだった。
片「！だから泣くなよ。」
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梅(プロフ) - わおん。さん» やっとくっついた2人なのでこれから完結か続編か悩みどころです笑夢主は猫をイメージして性格を作っていて、ちょっと不器用で鈍感な子なので天然タラシっぽくなっちゃってます笑月川さんもヤクザですし、急に優しくされてときめいちゃったんですかね(( (2020年8月21日 22時) (
レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
わおん。 - 梅さん» 夢主ちゃんの魅力ってヤバイんですかね？月川さんまで……。私にも魅力を分けてほしい感じです！！全裸待機は準備しすぎです(笑) それと返信の仕方を最近知りましたね← 梅さんの発想力は四次元ポケットです←んんん？ あと少し？頑張って下さいね！ (2020年8月21日 18時) (レス) id: 6ff8267d10 (このIDを非表示/違反報告)
梅(プロフ) - わおん。さん» コメントどんどんお待ちしてます☆データどっか行くの辛すぎる！！！！！それはしばらく占ツク来れないですよね...ショック大きすぎて！また書くようでしたら全裸待機してますので取り敢えず私の小説でも読んで暇つぶしして下さい((((今後ともよろしくお願いします！！ (2020年8月18日 19時) (レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
わおん。 - ちょいと久しぶりです！私も相良君の小説を書いてみようと思って書いてたんですが、データがどっかいっちゃって………(笑)結構面白く出来てたのにー(ぷんぷん！)って感じになってw占ツクからちょっとだけ離れてました。 またコメントしまくるので宜しく！ (2020年8月18日 16時) (レス) id: 6ff8267d10 (このIDを非表示/違反報告)
梅(プロフ) - anier017さん» わぁ〜ありがとうございます(土下座)作者のワガママに答えて下さって本当に嬉しいです！！！！励みになります〜！！こうやって応援して下さる方の為にも絶対に書き上げてみせますのでどうぞ引き続き楽しく読んでいただければ幸いです！！コメント本当に感謝します！！！ (2020年8月16日 23時) (レス) id: 2912baf146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅 | 作成日時：2020年8月9日 9時
