7皿目 れっつわーく ページ9
ドアを開けて、
外に出ていくモトキさんを見つめる。
また来ますね、の一言が
寂しさを少しだけ和らげた。
「…ねね!!Aの知り合いの人?」
目の前の男は気になるーと
私のエプロンをつかまえた。
「違う、お客さんよ。」
お客さんという響きでズキンと胸が痛んだ。
「えー、絶対嘘だぁ。だってAが初めての人にはあんな顔しないもん。」
驚いた顔をしたり、ニヤニヤしたり
全く…本当に忙しい奴だ。
「本当よ、こんなことで嘘吐かないわ。」
そもそもどんな顔よ、と呆れると
見せたのはきょとんとした顔。
「え…A気づいてない？
ずっと嬉しそうな顔してる。」
思わず頬に手を当てる。
勢い良すぎてめちゃくちゃ痛かった。
元凶のあいつといえば
「へへっ!!気づいちゃったー」とヘラヘラ。
…ただ思い当たるところが癪だった。
「ほら、いっちー。準備始めて。
お客さんが増えてくる頃よ。」
はーい、なんて素直に返事をするから
憎めないし、可愛いのだ。
従兄弟のこいつ。いっちーこと藍爽蕾智は
私にとって弟のようなもの。
いっちーの世話は私の役目だったから
もう慣れっこだったりする。
そんなこんなのうちにお客さんが増え始める。
私はキッチンで料理をし、いっちーが接客。
こうやって私の店はまわっていく。
たまに起こるハプニングとしては、
お客さんの女の子が
いっちーのキラースマイルにやられて
悲鳴をあげることだ。
これはみんな驚くので是非止めてほしい。
本人が自分のせいだと気づかないのも
繰り返される理由である。
11時に店をオープンして、夜は7時まで。
土曜日はお休みだ。
のんびりとお店をしながら大学へ行く。
こんな生活が私は大好きだった。
「A、ハンバーグ1つ!!」
いっちーの声にはーい、と返すと
手際よくハンバーグを作る。
料理は最高に楽しい。だから仕事が好き。
開店時間中は集中してしまうためか
なんだかあっという間に過ぎていく。
「お疲れ様。今日は少し多かったね。」
座っている席に野菜とチーズのサンドイッチを。
手を合わせて、それを頬張った。
「そうだ、俺ずーっと気になってたんだよ」
口のものを飲み込むと
いっちーは嬉しそうに話しだした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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癒兎。(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます！！長らくお待たせしてしまいすみませんでした…。前と同じようにとはいかないかもしれませんがときめきをお届け出来るように頑張ります…！ (2019年1月11日 8時) (
レス) id: 5048cf402c (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - →これからもまだまだ大変だとは思いますが、貴方様のペースで更新頑張ってください！！私は正座待機でお待ちしております！((これからの話がとっても楽しみです！！ (2019年1月11日 6時) (レス) id: 5b225cb903 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - コメント失礼します。受験お疲れ様でした！更新される日を楽しみにしていたので嬉しいです！パスワード忘れちゃいますよね（笑）私も前書いていた時に忘れちゃったことあって大変でした（今はもう消してしまったんですけどね（汗）→ (2019年1月11日 6時) (レス) id: 5b225cb903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒兎。 | 作成日時：2019年1月11日 1時
