【名探偵コナン】ジンに成り代わったってどういうことだよ？！

第二十三話 ページ24

追っかけている途中で気がついた



　・・・防弾チョッキ、持ってくるの忘れた・・・・・・



　博士、御免
　折角頑張ってくれたのに、無駄にした



　なんて思いつつ階段を登ろうとしている零さんの腕を掴んだ


　「っ、A？！」



　ニッコリと笑って、


　俺は息を吸った



　確か、原作では足音の正体が誰だか分からなくて自害した
　それならば、足音の正体が分かればいい



　「応援に来ました！！！！」




　大声でそう叫ぶと、零さんから絶望したような表情で見られた


　あまりにもその顔が恐ろしすぎて直視は出来ない



　取り敢えず階段を登ると零さんもハッとした表情をして登った

　銃声は聞こえてない



　登りきって、その場所を見た






　景光さんは死んでいなかった





　ただ、銃を自らの胸に向けてはいるが



　俺を見て何で居るんだ、と言う顔をしつつも
　その後に零さんを見て、安心した表情をした



　チラリと零さんに目線をやると

　彼は少しだけ、ヒュ、と喉で音を立てて



　口を開いた




　「スコッチは僕らが処理するのでライは帰れ」

　「そゆことー」



　便乗して言うと、ライは少し睨んで言った



　「早いもの勝ちだと言うだろう？此処は俺に任せろ」




　・・・ああ、そう言えば

　赤井さんは、俺らが公安だと知らないし
　赤井さんも赤井さんで景光さんを守ろうとしているのだ

　だが、赤井さん嫌いな零さんが景光さんを譲るわけが無い



　零さんが口を開く前に



　俺は慌てて何かを口走った



　「では！殺してほしい方を選んで貰うのはどうでしょう？！」




　いや、俺、何言ってんだよ？！

　此処で景光さんがライ、って言ったらどうするんだよ？！！



　何て思ったが、景光さんは呆気とした顔をして、

　ブ、と次に吹き出して「バーボン」と言った



　良かった・・・、

　マジで




　零さんをチラリと見るとドヤ顔で赤井さんを見ていて

　それを景光さんは呆れたように、少しホッとしたように苦笑して見ていた



ーーーーーー

防弾チョッキ「解せぬ」


ーーー作者の部屋ーーー
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番外編の案はまだまだ受付中です。というか全然番外編手出ししてません。
・・・あ、作って欲しく欲しくない、とか・・・？！
「番外編作ってＹＯ☆見てみたいＹＯ☆」
という方は、コメント欄にて案も次いでにお願いします・・・

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