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夜更けの廃倉庫。使われなくなったコンテナやガラクタが積み上がったそこに、屈強そうな男が数十人集まっていた。
彼らは数時間前、とある組織に宣戦布告をしたばかりだった。そう、最近噂の「血染めの白い悪魔｣とやらである。
なんでもその組織のメンバーは全員揃いの雪だるまのチャームを身につけていて、真っ白なチャームが返り血を浴びて赤色に見える、というのが由来らしい。
そんな組織を面白くない、と潰そうとするマフィアや組織も多いが、次の日には消し炭になっていた、なんてことも珍しくない。
それを聞いた命知らずたちがこうして集まって計画をねり、仕事の横取りに成功した。というのが現状である。あとはノコノコやってきた連中を全員でつぶす。まぁ脳筋らしいといえばらしい、安易な作戦であった。
余裕ぶった男たちの顔を照らしていた月が雲に隠れたその時。
入口で騒がしい声が上がったかと思うと、男たちの断末魔が廃倉庫に反響した。
何事か、と振り返った男たちの目に映ったのは、自分の数倍もあろう巨体を軽々片手で持ち上げ、丸太のような首を締め上げている細身な青年だった。
やがて気が済んだのか、気絶した巨漢から手を離し、こちらへ向かってくる青年。途中で襲いかかってくる男たちを的確な場所を狙った足技で軽々と退けると、あっという間に幹部であろう3人の前にコツリ、と立ち止まった。
「…てめぇらか、うちの仕事横取りしてったっつうアホガラス共は。」
よく響く低音が、確かな威圧感と共に男たちへ届く。青年の顔は、フードに隠れて見えなかった。
「あぁ、そうだが？にしてもお前1人か、所詮大したことないな、白い悪魔サン？」
ガハハハハ…と下品な笑い声を上げていた男は、突然床に倒れた。
「ってめえ！何しやがっ…｣
何しやがった、と言いかけた口は、あ、の形のまま硬直する。
フードを取り、月に光る青年の目は、禍々しい程透き通った黄色だった。
「
そういって口元を、三日月型に歪めた青年が見えたのを最後に、何が起こったのかも分からないまま、男の視界は赤に染まった。
No,9 ＊岩本 照
近接、遊撃が得意。何でも屋「Snowman」のリーダー。鍛えるのが好きで、その運動神経はSnowmanの中でも群を抜いている。チョコレートが昔から好き。大好き。能力は電気とサブで数秒の未来予知。眼の色は黄色に変わる。ふっかと同じくピアスで、宝石はシトリン。
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莉月(プロフ) - れんさん» ありがとうございます。2つ目のリクエスト了解しました！ (2020年3月12日 12時) (
レス) id: 3ee94531f8 (このIDを非表示/違反報告)
れん - ありがとうございます！よろしければいつもテンションが高いさっくんを見てメンバーがほっこりしてた時に考えてみたら戦う時も同じテンションなので少し恐怖を感じてしまうみんなを見てみたいです。リクエストが多くてすいません。これからも無理せず頑張って下さい (2020年3月12日 11時) (レス) id: 0e32f06a12 (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - Mikanさん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月11日 20時) (レス) id: 3ee94531f8 (このIDを非表示/違反報告)
Mikan(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございます！！とても嬉しいです！これからも楽しみにしています！ (2020年3月11日 20時) (レス) id: 320e7590ff (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - れんさん» 了解しました！今のリクエスト書き終わったらかかせていただきますね！ (2020年3月11日 11時) (レス) id: 3ee94531f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉月 | 作成日時：2020年3月5日 0時
