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「テヒョンのせいじゃない。」




TH「…でも」




「私がっ、」



TH「…」





こうなったのはテヒョンのせいじゃない。



全部、…全部、




「ジミンを好きになった私が…いけなかった。」




TH「…っ、」





どうして、ジミンを好きなってしまったんだろう。

ジミンを想ったから…こんなに私は苦しい思いをするんだ。




いつのまにかジミンを悪者みたいにしていた私を、テヒョンが止めてくれた。



TH「…それは違う」



「…………………違くない」



TH「違う」



「違くないっ、」




そう言うとまたテヒョンは強く、私を抱きしめて




TH「違うんだってば…っ、」



「…っ、」




泣きそうな声だった。




TH「お願いだからそういうこと言わないでっ…」




「……」




TH「誰だって辛い思いすることあるんだから。…自分を責めないで」




そう言ったテヒョンの声は、今にも消えそうな弱々しい声だった。


テヒョンだって、自分を責めてたくせに。






TH「Aちゃんはたくさん我慢してきた。たくさん努力してきたし、たくさん辛い思いもしてきた。」



「……」




TH「だから泣いていいよ。忘れるぐらいに。今までの思いも全部」



そう、優しく言ってくれた。





その瞬間、頭に浮かんだのはジミンで



思い出してくるのは



"大好きだよレナ"





この言葉だった。


今日で、人生初の失恋をした。



大好きだった。


好きになってほしかった。




「…っ、」



TH「…大丈夫。俺がついてるから」





私の恋は終わった。




「……っ、テヒョンっ…」



TH「…っ、」




私はテヒョンを抱きしめ返した。



泣きまくる私を、テヒョンは受け入れてくれる。




「…つらい、っ…」



TH「…うん」



「…今までずっと、っ…つらかった…」



TH「…うん」




「…泣きたかった…っ、」




TH「…うん。泣いていいよ、Aちゃん」




「…っ、」





初めてテヒョンに本当の気持ちを伝えた。


それでも分かっていたかのように



テヒョンは優しく、私を受け入れてくれた。





これでジミンを忘れるんだ。


そう思いながら、たくさん泣いた。








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ユテ(プロフ) - さくらんぼさん» お互いお疲れ様でした(*^_^*)私はサランヘヨ (2019年6月26日 21時) (レス) id: a34efc3961 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - すごく続きがきになりますて言いたかったのと テスト私も終わりました! ユテさんもお疲れ様でした!! #ちょあよ〜”” (2019年6月26日 17時) (レス) id: 9ed812cc99 (このIDを非表示/違反報告)
ユテ(プロフ) - ななさん» マジですか笑 一応候補にいれときますね (2019年6月26日 6時) (レス) id: a34efc3961 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - グクかテテと結ばれてほしい〜笑笑 (2019年6月25日 22時) (レス) id: f009409cfa (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - レスがくる嬉しさ(*´∀`)♪サランヘヨって言われて一人でにやけてたらお母さんに気持ち悪がられました...頑張りましょう(^-^) (2019年6月17日 18時) (レス) id: 9357c61172 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユテ | 作成日時:2019年5月23日 22時

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