あなたの好きな人は私の親友[BTS]

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部活も終わって帰ろうとしたとき






外からザーザーと音が聞こえた。





「…うわ、雨」






そっか。部活に行く前に外が暗かったのは雨が降ってたからか。




朝はガチガチに晴れてたから、もちろん傘を持ってるはずがなくて、





…しょうがない。






家までそんな距離ないし、





鞄を頭の上に立てて走って帰ろうとしたら、ぐいっと誰かに引っ張られた。






「…え、」





JM「ほんと昔から変わってないな。」






そう言って傘を差し出された。






JM「さっき雨のこと気づいて走ってここまで来たんだよ。Aのことなんてお見通し」





「…ありがと」





JM「ふふ、最近大人っぽくなってきたなーって思ってたけど、昔と変わらない面あって安心したよ笑」





「…っ、うるさい、」





JM「はいはい。また明日」









…昔と変わらないのはどっちだよ。





昔っから優しくて笑顔も可愛くて、…変わってないのはジミンでしょ




小学校のころ雨降ってたけど傘持ってなくて、走って帰ったら風邪引いちゃって




それを知ったジミンがずっと看病してくれた。






覚えてるの私だけだと思ったけど、ジミンも覚えてたんだ。




さっきから色々な感情が出てきておかしくなりそう。





でも、…嬉しい




少しでも私の存在がジミンの中にあってよかった。






……変わってないか、





[俺さ、大きくなったらAとずっと一緒にいたいな]







変わったのは、これだけだね







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