第八十話「100%ないから安心しろ」(*) ページ16
第二人格「♪嗚呼誰も 振り向かない知らナイナイ」
第三人格「♪"正常"絶って一人になってもう沢山だ」
A「♪じっとずっと痛みに抱かれ 前も見えナイナイな。」
第二人格「…黙ってんじゃないわよ」
万斉「すまぬ…聴き惚れてしまった」
第三人格「…マジで?」
万斉「マジでござる。ぬしがボーカルでもなんの問題もない…改めて見てみるとルックスも断然いいでござるな。拙者とバンドをやってくれぬか?」
A「わーおまさかの展開」
万斉「…拙者としては受けてほしいでござるよ」
第二人格「んー…うん。そこまで言ってくれるならいいわよ、あんたのバンドでボーカルやっても」
マリアンヌ「せーんぱい、聞きましたよ、バンドのボーカル探してるって。よければ私がお引き受けしましょうか?」
万斉「気持ちだけ受け取っておくでござる、ボーカルは既に見つかった故」
マリアンヌ「そうですかぁ…ざーんねん」
第三人格「ん、知り合い?」
万斉「先日少し助けた所、お昼を奢られただけでござる」
マリアンヌ「そういえば先輩、こないだ映画のチケット二人分貰ったんですけど当日予定空いてる友達がいないんですよねー。よかったら私と見に行きませんか?」
A「…マジか」
〜その日の夜〜
第二人格「まずいわよ皆、もしこのまま行ってマリアンヌって子が"先輩、好きです"なんて言ったら即落ちるわよ万斉の奴!」
猗窩座「安心しろ、それは多分ない」
ブラック「オレちゃんの見たところ、あの人100%Aさんに惚れてるクチでしたよ?」
金時「そんなピンチなように見えて割とそうでもない中でも新しい呪文を手に入れた俺だ」
銀時「で、この状況で役に立ちそうな感じは?」
金時「この呪文をかけられた奴は、外から見ただけでその飲食店が美味しいとこかどうかを判断できる。しかもその状態で店に入ったらクーポン券一枚分のサービス割引を受けられる。その名も"カオパス"だ。ちなみに使うにはクーポン券が要るぜ」
ハサミ「それ呪文要らなくない?」
〜一方その頃、散歩に出ていた漸は〜
漸「…あれ、マリアンヌか?こんな時間に何してんだアイツ」
(マリアンヌの変身が解けて女性の魔物の姿になった)
漸「アイツ魔物だったのかよ…ってことは、マリアンヌは魔王の手先?マジかよヤベぇじゃん…」
マリアンヌ「えぇ、なんとかデートの約束を取り付けましたわ」
第八十一話「完全に惚れてますね」(*)→←第七十九話「大丈夫大丈夫」(*)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2021年12月4日 17時