日常4 ページ4
目的地、第二理科室。
現在、中也先輩ト共ニノート運ビ中_____。
『先輩は何故こんな時間に来てたんですか?』
「いやな?今日部活があると思ってて無い事忘れてたんだよ」
『そーなんですかー』
「お前だって早いじゃねェか、正直Aのことだからまだ寝てんのかと思ってたんだがなァ?」
『私はうっかり目覚ましの時間の設定を間違えて早めにしてたみたいで…。
それでまぁ学校きてHRまでま寝てればいいかなーと思って来たのがこれですよ…』
「起きろってことだろ」
『一日十八時間は寝たいのに…』
「寝すぎだわ!!一日の大半寝てんのか手前は?!」
『はいそうですね。正直今すぐ寝たいです』
「…もうちょっと起きてる努力をしろ」
『いやです』
「即答かよ」
『……それにしても第二理科室遠いですね』
今やっと本館を出た所だった。
「そうだなァ」
『あっ、そうだ。先輩しりとりしましょうよ』
「……?別にいいけどよ。随分子供染みた遊びだな」
『まぁまぁ、先輩からどうぞ』
「お、おう」
(こいつなんかたくらんでのか?
いや、あの青鯖でもねぇしそんなことはないか…)
「んじゃあ、しりとり」
『り、リッペ』
「リッペ?」
『ドイツ語で肋骨です』
「そ、そうなのか…」
(難易度高ェ…。
後、初っ端から意味わからん)
「ペ、ペガサス座」
『ざ、ザイペ』
(ザイペ?!)
「…ペイント」
『ト、トウペ』
「ぺばっかりじゃねぇか!」
『先輩降参ですか?』
「くっ、、ペテカ!」
『カイオペ』
「ページ!!」
『ジュペ』
「ぺ、ペン軸!!」
『クーペ』
「…ぺ、ペンツール!!」
『ルーペ』
「……嗚呼!!もう降参だ!!」
『私の勝ちですね、あっ着きましたよ』
私と先輩はノートを理科室に置くと、本館の方に歩き出す。
「…お前なんでそんなしりとり強いんだよ、そういう才能あンじゃねぇか?」
『別にしりとりの才能はいりませんけど、やってて楽しいですよね』
「俺はなんか屈辱的だったけどな」
『…なんで強いか教えてあげましょうか?』
「…なんで強いんだよ」
私は少し口元に狐を描いて云った。
『太宰先輩から伝授してもらったからです』
「あの青鯖ァァァァ!!」
_______________________
その頃、
「はっくしょん!!」
「だ、大丈夫ですか?太宰さん。」
「大丈夫、大丈夫〜」
63人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユーリ(プロフ) - 雑草で悪かったな!さん» 初コメ有難うございます!ええ、裏話をしてしまいますと芥川君はよく依頼として梶井先生の実験(爆発)の後片付けをしています笑。更新頑張らせて頂きます! (2019年5月2日 8時) (レス) id: 3df6ae9d19 (このIDを非表示/違反報告)
雑草で悪かったな! - 一言で表すなら「しゅき」面白いです!梶井先生の所為?お陰?で爆発ならしていらっしゃる...。あれ?口説いてるのって..まさか、さて。面白いです!最新頑張ってください! (2019年5月2日 0時) (レス) id: 12fda47f79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユーリ | 作者ホームページ:設定しないでください
作成日時:2018年9月17日 15時