日常18 ページ18
時刻ハ放課後。
現在位置、部室ニテ_____。
『ええと、コレが剣道部からの備品の購入願いでこっちが演劇部の照明係の手伝い』
「此方も美術部の備品の購入願いと此方は武装生徒会の書記代理を要請」
『待って待って何この量…。
というか書記代理って絶対太宰さんがサボってるからでしょ』
「む、では太宰さんの代理は僕が…」
『判ったからちょっと待ってよ…。
え、悩み解決部を設立してからまだ三日しか経ってないよ…?然もこれじゃ万屋だし、
普通こういう仕事は武装生徒会の仕事じゃん…』
「だが設立した後に云ってももう遅い。
暫し依頼の数も多過ぎる気もしなくは無いがそれでもやるしかないだろう」
『人手が、人手が足りなさ過ぎる……』
私が机に突っ伏すと部室の扉がガラガラと開く。
「お前達、調子はどうだ?」
入って来たのは織田作先生だった。
この状況を見て調子が良いかと聞ける先生はメンタルが強なぁと思う。
『調子が良い様に見えますか?』
「…悪いのか?保健室に行くか?」
「先生、Aはそういう意味で応えた訳じゃ無いのでは」
『先生ポジティブ〜〜』
「そうか、それで活動の進捗は?」
『うちの部が何か万屋と勘違いされている事が分かりました』
「然り、早急に改善すべき問題」
「そうか、ならなるべく生徒達には云っておこう」
『…先生が云ってもただ流されそうなのは私の気のせい?』
「いや、僕も少しそう思った」
「それはそうとして、何の仕事から行うんだ?」
『最初は各部の備品の購入を私と芥川君で行ってきます』
「剣道部と美術部、他にも茶道部の茶菓子など」
『費用は生徒会から支給されているので問題無いです』
「分かった、俺は他の仕事があるから同行出来ないが其方は頼んだ」
『はーい/承知した」
_______________________
私達は部の備品の購入のため校舎から出て門の手前通りを歩いていた。
『あーあ、思ってたよりも大変だなぁ…』
「嗚呼、だが力仕事の依頼が無かっただけまだ良い方だ」
『まあ、そうかも…』
そんな会話をしながら道を歩く。
私と芥川君は中学校からの付き合いだ。
ついでにいうと敦君と芥川君は出会った頃から気が合わなかったらしい。
芥川君曰く。
「あの様な奴に太宰さんを任せられん」
らしい。
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ユーリ(プロフ) - 雑草で悪かったな!さん» 初コメ有難うございます!ええ、裏話をしてしまいますと芥川君はよく依頼として梶井先生の実験(爆発)の後片付けをしています笑。更新頑張らせて頂きます! (2019年5月2日 8時) (レス) id: 3df6ae9d19 (このIDを非表示/違反報告)
雑草で悪かったな! - 一言で表すなら「しゅき」面白いです!梶井先生の所為?お陰?で爆発ならしていらっしゃる...。あれ?口説いてるのって..まさか、さて。面白いです!最新頑張ってください! (2019年5月2日 0時) (レス) id: 12fda47f79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーリ | 作者ホームページ:設定しないでください
作成日時:2018年9月17日 15時