意味 25 ページ6
翔「そっ、か...。」
部屋がシーンとなる。
気まずくなってしまった空気の中、タイミングよくドアが開いた。
.
泉「翔にぃ、ママがご飯だってー。」
翔「うん、分かった。」
泉「あ!ママがね、和也くんもよかったら食べてってだって!」
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え、いいの?
和也「でもお邪魔じゃあ...」
翔「お邪魔だったら母さんも誘わないって^^」
.
泉「僕も和也くん好き^^だから一緒にご飯食べよっ。」
.
か、かわいい...//
和也「うん、分かった!泉くんかわいい〜//」
翔「あー!泉〜!和とるなよ!」
和也「あ、泉くん。翔は嫉妬してるみたいですよ〜。」
泉「しっと?」
和也「そう、嫉妬。」
泉「翔にぃ嫉妬〜 笑。」
翔「こ、こら泉!///和〜!お前ぇ!」
和也「ふふふっ。」
おもしろいなー、やっぱ。
ガチャ
がやがやしてると再びドアが開いた。
花「泉!呼びにいったのになんで来ないの!」
泉「わっ。花ねぇ!」
翔「分かった、行くって。泉〜、和〜行くぞ。」
花「まったく...。」
.
ふふ。花ちゃん大変だなー..
.
.
.
.
母「あ、やっと来たわね。」
翔「ごめんごめん。」
泉「ママー。翔にぃ嫉妬してたー。」
母「えっ。」
翔「ちょ、バカ、泉〜!」
母「へぇ、翔にはそんな性癖が...」
翔「違う!」
和也「まぁ、確かに女の子には優しいですね。」
花「でもモテるのに彼女一回もつくったことないし。」
翔「花は話をややこしくするな〜!」
和也「ふふっ...あははは!!」
おもしろすぎて、声をあげて笑ってしまった。
.
翔「和...?」
翔が目を見開いて驚いてる。
翔「和、初めて俺の前で声あげて笑った!」
和也「まずここ何年か、ろくに笑ってなかったですからね。」
ちょっと笑いながら言う。
母「なにか、辛いことでもあったの?」
.
和也「いえ....ただ、僕の家は母しかいなくて..
その母もすごく忙しいのか、
家にあまり帰ってこないんです。
まともに会ったのは...
中学校の卒業式が最後ですかね。」
.
母「そうだったの...。」
和也「はい。だからこの家族がうらやましいです。また来てもいいですか?」
父「当たり前だよ。いつでもおいで。」
そんな優しい言葉を聞いて
.
僕の目に、涙がにじんだ。
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ゆうか(プロフ) - ニノ可愛いwww。翔君は翔君で寂しそうな喋り方www。私の見方はね (2013年11月16日 16時) (レス) id: 08ad988b76 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 二宮君の白雪姫・・・・・・・なぜか想像できちゃいますね(笑)。。。。 更新頑張ってください (2013年8月23日 21時) (レス) id: cbe174851a (このIDを非表示/違反報告)
ユミル24(プロフ) - すっごくいいです!!更新がんばれー(≧∇≦) (2013年7月19日 21時) (レス) id: 66790571a7 (このIDを非表示/違反報告)
眞子(プロフ) - 初めまして!続き楽しみにしてます。更新頑張ってくださいね★ (2013年4月3日 17時) (レス) id: a6dfc90a08 (このIDを非表示/違反報告)
美麗(プロフ) - はじめまして!この小説大好きです!なので、更新再開待ってまーーす (2013年3月17日 9時) (レス) id: 9272a4b4e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:侑莉子 | 作成日時:2012年9月26日 21時