僕が生きる意味。 ２ 〈翔 和〉

意味 ３５ ページ16

和也「疲れたぁ〜...。」


昼休み。


翔は委員会、雅紀は授業中居眠りして先生の説教。


つまり、僕1人の昼休み。


和也「図書室でもいこう...。」


今度こそふかふかソファで寝よう...。


.


ガラッ


.


.


和也「ふわぁ〜。」


大きなアクビをして、奥へ進む。


.


和也「.....げ。」


またいるよ...


智「あっ、和〜。」


和也「どうも...大野さん。」


智「お久しぶりだね＾＾」


和也「そうですね。」


智「櫻井くん、だっけ？」


和也「へ？」


智「和の恋人っ♪」


こいびと!?


和也「そんなんじゃないです!!親友ですよ！」


智「なぁんだ。」


なぁんだって...。


.


智「和、前と変わったね。」


和也「そうですか？」


智「うん、変わった。」


大野さんは僕の目をじっとみると、ふにゃっと笑った。


智「前あった時はね、目とか顔がなんてゆーか...死んでたっていうか...


でも今は、全然そんなことなくて、明るいよ。」


和也「....でしょうね 笑。」


あの時はもう心は死んでたから。


智「まー、なんかあったらいつでも相談してね〜。」


和也「機会があったらそうします。では。」


目的のふかふかソファも占領されてたし


保健室でも行こっかな...


保健の先生、優しいし。


.


.


和也「そういえば、前産休に入るとか言ってたような...。」


僕がいない間に先生変わってたりして 笑。


.


ガラッ


.


保健室のドアを開けると、仕事をしてる翔の姿。


.


翔「あ、和。どーした？」


和也「櫻井くん保健委員だったんでスか。」


翔「何そのしゃべり方。」


和也「王子様には白雪姫の気持ちなんか分からないんだよ。」


翔「まだ根にもってたのかよ 笑。」


和也「当たり前。末代まで祟るよ。」


翔「こわっ。」


.


.


？「おーい、委員長。静かにしろー。」


翔「あっ、先生。」


先生？


和「だれ？」


黒ぶちメガネに白い白衣の男の人。


特徴は無駄に長い足と


無駄に整った顔。


.


翔「新しい保険医だよ。」


和也「新しい？」


やっぱ産休だったのか〜。


？「ん？お前、もしかして二宮和也？」


和也「はい？」


何で知ってるの？


翔「知り合い？」


？「俺！俺だよ、松本潤。潤にぃだよ！」


和也「あっ。」


僕の記憶の中で該当する人が1人。


.


.


もしかして...


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