僕が生きる意味。 ２ 〈翔 和〉

意味 ３４ ページ15

委員「劇の役決めなんですけどー、まずは王子様役、やりたい人！」


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和也「...誰もいないね。」



翔「まぁみんな目立ちたくないからな〜。」


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委員「えと...じゃあ推薦で！」


女「はいはい！櫻井くんがいいと思います！」


翔「えっ。」


女「だって1番かっこいいし...」


女「確かに！」


女「私櫻井くんが王子様だったら白雪姫やりたい！」


女「私も！」


女「私も！」


櫻井「か、和...。どうしよ。」


そうでした。この人はモテる男でした...


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委員「あ、じゃあ王子様役は櫻井くんでいいですか？」


「「いいでーす。」」


翔「えぇ!?」


和也「翔、がんばれ。」


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委員「じゃあ次は白雪姫ですね。やりたい人〜？」


女「「はーーい!!!」」


和也「ぅわっ。」


クラスの女子ほとんどが手を...


男「うちのクラスだったら、早乙女がいいんじゃね？」


男「あぁ、確かに。美少女だしな。」


早乙女さん？


委員「じゃ、じゃあ早乙女さんでいいですか？」


早乙女「え、あ、はぃ...「はいはーい！」


ガタンと立ち上がったのは、翔を推薦した女の子。


女「せっかく劇やるんだったら、面白くしたほうがいいとおもうんですけど...

早乙女さんと櫻井くんじゃ普通すぎると思うので...」


コホンっと咳払いして、一言。


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女「二宮くんがいいと思います。」


和也「はい？」


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翔「ぷっ。」


女「二宮くんは櫻井くんと仲もいいし、櫻井くんも女の子相手よりやりやすくていいと思うし...

おもしろみもあるし...」


女「なるほど。」


女「いいかも。」


女「相手が二宮くんだったら許す！」


女「「さんせーい。」」


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女「どうですか、櫻井くん！」


和也「しょ、翔。断わってよ？」


翔「うん、和の気持ちは分かってるよ＾＾」


和也「翔...。」


なんていい親友なんだろう...


.


.


委員「櫻井くん！どうですか？」


翔「いいと思いまーす。」


和也「は？」


女「やった！」


委員「じゃあ決定で。」


和也「はいぃぃ!?」


翔、裏切ったな！


翔「リベンジリベンジ♪」


和也「....呪う〜！」


雅紀「和也、ドンマイ。」


はぁ...


学園祭、大変なことになりそうです...。

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