意味 32 ページ13
翔「そっか....お母さんが....。」
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和也「だから...っ、僕は誰からも愛されないただの邪魔者なんです...
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実の母親からも見捨てられて...
誰からも必要とされてなくて...
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僕はこれから生きていく意味なんてないっ...
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もうっ...もうっ
僕は....辛いよ...。」
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翔「.....ばか。」
翔がそう呟いて、僕を黙って抱きしめた。
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和也「しょう...?」
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翔「.....バカ、バカ和!誰からも愛されないなんて言うなよ...。
必要とされてないなんて言うな...
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俺も相葉も、和がいないとダメなんだよ。
和が学校休んでる間も
相葉はずっと元気ないし
俺だって...
俺だって、寂しかったんだよ...。
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たとえ和のお母さんが和のこと見捨てたとしても
俺は絶対見捨てない。
和がウザいって言っても、近寄るなって言っても、絶対絶対、
和が辛いときは側にいる。
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約束するから。」
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和也「なん、で...?」
何でそんなに優しいの?
何でそんなに僕のこと...
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翔「だって俺ら、親友じゃん?」
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腕をゆるめて、優しく笑う翔。
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和也「親友....か。」
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なんか、いいな。
翔「和。学校、行こうよ。」
和也「え、でも僕は...。」
翔「大丈夫。学費は、なんとかなるから。とりあえず、退学の撤廃に行かなきゃ!」
和也「え、明日いっぱいでしょ?明日じゃだめなの?」
そう言うと、翔は苦笑い。
翔「実は俺、学校飛び出してきちゃって!荷物もあっちにあるからとりにいかなきゃなんだけど...」
和也「う。まさか...。」
翔「そっ、説教道連れ〜!」
和也「嫌だぁぁ!」
翔「拒否権なーし!」
和也「僕は関係ないもーん。」
翔「あれぇ、和也くん。うちの学校バイト禁止って知ってた?」
和也「ぎく。」
翔「はい、説教道連れ!」
和也「うげ〜。」
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僕の腕をつかんで歩きだす翔。
和也「待ってよ〜。」
翔「あッ。」
和也「ん?」
翔「そういえば、和が俺に敬語じゃない!」
今ごろ?
和也「だって僕ら、親友じゃん?」
僕の言った言葉に嬉しそうに笑う翔。
和也「行くよ!」
翔「おうっ。」
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さっきまで曇ってた空には
きれいな青空が広がっていた。
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ゆうか(プロフ) - ニノ可愛いwww。翔君は翔君で寂しそうな喋り方www。私の見方はね (2013年11月16日 16時) (レス) id: 08ad988b76 (このIDを非表示/違反報告)
バンビ - 二宮君の白雪姫・・・・・・・なぜか想像できちゃいますね(笑)。。。。 更新頑張ってください (2013年8月23日 21時) (レス) id: cbe174851a (このIDを非表示/違反報告)
ユミル24(プロフ) - すっごくいいです!!更新がんばれー(≧∇≦) (2013年7月19日 21時) (レス) id: 66790571a7 (このIDを非表示/違反報告)
眞子(プロフ) - 初めまして!続き楽しみにしてます。更新頑張ってくださいね★ (2013年4月3日 17時) (レス) id: a6dfc90a08 (このIDを非表示/違反報告)
美麗(プロフ) - はじめまして!この小説大好きです!なので、更新再開待ってまーーす (2013年3月17日 9時) (レス) id: 9272a4b4e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:侑莉子 | 作成日時:2012年9月26日 21時