亡き母への思い ページ5
母の遺影に花を供え、
帰宅のあいさつをする奏。
これは毎日の日課である。
そこに執事が現れ、
父から電話が入っているという。
大画面に映し出された父は、
「奏に頼みたいことがある。
私の代わりにある人に会いに行ってほしい」
という。
その人物とは、
父親の初恋の相手の娘。
初恋の相手である真理子は
4年前に他界しているという。
真理子が結婚した男は
ギャンブル三昧で家庭を顧みない女好き。
挙句の果てに多額の借金を残して
失踪しているという。
真理子はその借金を払い続け、
一人娘も育ててきた。
娘が中学生のとき、真理子は他界。
それ以降、娘は一人暮らしをしている。
奨学金に頼りながらバイトで生計をたて、
さらに父親の借金も返しているようだ。
奏の父の望みは、
自分の代わりにその子の様子を見てきてほしいという
もの。
せめて元気にしているかだけでも
知りたいと奏に頼む。
話を聞いて同情した奏は、
早速会いに行くことにした。
父の初恋相手の娘に会いに行く→←絵にかいたような超セレブ王子・朱雀奏
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わたあめ(プロフ) - とっても面白かったです!続き、楽しみにみてますね! (2021年4月28日 9時) (レス) id: c9a8a04fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PRINCE OF LEGEND | 作成日時:2021年2月3日 18時