227:握手会 ページ27
your side
『てち〜』
平手｢どしたの?｣
『……ギュッてしていい?』
平手｢いいよ笑 久しぶりだね｣
『うん……ちょっと､ね』
平手｢なんかあった?｣
『……ううん､てちに抱きつきたくなっただけ』
平手｢何それ〜笑｣
嫌な予感がする……なんて言ったら友梨奈不安になるよね
久しぶりに同じレーンだし､楽しもう!!
『警備員さん､今日も1日よろしくお願いします』
警備員｢はい､お願いします｣
ファン1｢夕季乃ちゃん､また来たよ〜｣
『ありがとう､覚えてるよ〜!』
ファン1｢不協和音のMVポイントめっちゃ良かった!!他のMVでもやって欲しい!!｣
『分かりました笑』
ファン2｢星音ちゃん暗闇苦手って言ってたけどお化け屋敷とかもダメなの?｣
『お化けより暗闇が苦手ですね……』
ファン2｢そうなんだね笑｣
ふぅ……長いなぁ ありがたい事だけども
ﾊﾟﾝｯ!!
『何今の音……』
平手｢なんか煙たってない?｣
『ｺﾎｯ……ｺﾎｯ､確かに』
煙ではっきりとは見えないけど
大勢の男の人達に押さえられていた人がいた
あの人かな……この煙の犯人は
警備員｢何でこんな事したんだ!｣
犯人｢…して……たかった｣
遠くて何を言ってるのか分からなかったけど
平手｢……ｯ!!｣
友梨奈には聞こえてたみたいで
震える手で私の左手を掴んでいた
『大丈夫?』
平手｢……逃げよう夕季乃｣
『え?』
平手｢ｯ……早く!!｣
『あ､ちょっと……!』
誰にも言わずに裏へ逃げた
.
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作者名：苺♪orange | 作成日時：2021年3月6日 23時
