傘の無い雨は暖かい【オリジナル】

偽りの雨 ページ6

ラフィネ「ママ……止めて……！」
ママ「ねぇなんで産まれてきたの？あんたさえ居なければ、、
あんたさえ居なければ…!!!」


バキッ


足が折れてしまった。。。


ラフィネ「うっ……」

ﾄﾞｻｯ

ママ「あんたは身悶えるだけしか出来ない!!!!!」

ラフィネ「やっ……めて…」
折れたところを何度も蹴られる。。。
あぁ…私はもうすぐ死ぬのかな…

ママ「ふーっ……ふーっ…………

あ…れ…………？

もしかして…死ん…………だ！？」

タッタッタッ…

逃げられた。。。
幸い私は気絶して勘違いされて助かった。
残ったものは不承でボロボロになった体。

違う方向に曲がった足
穴の沢山空いた腕
潰された指の間接
剥がされた首の皮
その全てが赤く、悲惨で、美しかった。


周りの匂いは私の鼻から離れなかった。
ずっと

苦い鉄とジャンヌアルテスのスルタンフェアリーローズの甘い
香りが合わさっていつまでも刺激する。


────何だったんだろうか…あの痛みは────




昨日から夢を見る。私の過去の夢だ…
眠る度に辛くなる。




あの日も今日も雨だった。

嘆きの雨→←子供の雨

ラッキーアイテム

推しの生首

今日守ってもらえる人

土井半助

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す