ペットじゃなくて（ひまわりイエロー） (ページ47)

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Aside

顎のあたりに、ふわふわとした感覚があって目がさめる。

私は、そのふわふわしたものを胸に抱え込むように寝ていることに気がついた。

「…えっ！！」

モモと…一緒に寝てる。

「え、なにっ。」

髙「んー、なになになに」

目の開かないモモは、とりあえず体を起こす。

「なんでここにっ」

髙「なんでって、酔っ払ってたからお世話してあげたんだよ～？」

「ありがとだけど一緒に寝るのは違うじゃない！」

髙「うぇ～～ひど～～」

そんなこと言って私に抱きついてくる。

「えと…昨日先輩とタクシー乗ったのは覚えてるの、でもタクシーの中で眠くなって、そこから…」

髙「あんま他の男の前でベロベロになっちゃダメね」

「……ごめん」

ん？今、なんで私謝ったんだ？？

急に恥ずかしくなって慌ててベッドから這い出て朝ごはんを作りにキッチンへ向かった。

モモも眠そうに目をこすってダイニングテーブルにやってきた。

髙「今日も朝ごはん食べずに行くのー？」

「今日は大事な契約の日なんだっ。その準備でここ1週間遅かったの。」

髙「えっ、そうだったの？早く言ってよー！

ちゃんと疲れを癒してあげられたのにぃ」

「……」

髙「どしたの？」

「…なんでもない。」

充分。癒されてるよ。