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Aside
彼が毎日うちに来るのは
おおごとにしたくない、お金もいらないとは言いつつ、仕事に支障の出る怪我をした私に
同情して気を使ってくれていたんだと思ってた。
何かしないと忍びないという、彼の優しさから来る行動なのかと。
まだ…知り合ったばかりで彼のことは何も知らないけど。
玄関のポーチに座り込んでこっちを向いていた彼が、また膝を抱えて俯いてしまった。
そのしょんぼりとした背中に近寄った。
気配を感じたのか、彼はほんの少し顔をあげて、抱えた膝に顎を乗せた。
「わかった。」
私は海人くんのすぐ後ろ座り込んだ。
「人気者のアイドルが、しかも年下の、何もしないでもモテちゃいそうな子が、なんで私なんかに…」
海人くんが体ごと、私の方へ向き直った。
透き通った茶色い目が、そんなこと思うの？とでも言いたげだった。
あとね、突然いなくなるのが怖いの。
そこまでは口にできなかった。私の過去の話はまだ話さなくていい。
�癲屬錣�った。焦らないことにする。ちゃんとね。ゆっくりね。」
「うん。」
嬉しそうに海人くんはふにゃりと笑って、白い歯をのぞかせた。
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どさんこ(プロフ) - とても面白い作品に出会えて嬉しいです！海ちゃんの可愛さが出て読んでいてワクワクしております！これからの続きも読ませて頂きます。 (2020年9月3日 18時) (
レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおゆ
| 作成日時：2019年8月4日 19時
