弊社、JWHDは、、、(JW全員)4

179ー青 ページ45

藤井side









残業終わって広報部のオフィスに来た。








昼間の様子で望がちょっと心配やったし、そんときあげる洋服渡さずに引き返してもうたし。









藤「よっ。今日遅いやん」





小「…流星か…どしたん」







藤「いや、望にあげる服…デスクに置いとこう思って」








小「…ありがとう」







髪の毛をかき乱したらしく、少しクシャっとしてる望の頭。









藤「なんやお疲れやな」









小「…ちょっとな、仕事ミスってもうてAさん手伝ってくれてんけど…俺のせいで残業させてもうたわ」









ふぅー、と息を吐きながら望はパソコンをシャットダウンした。









意外と…俺、こうゆうときに言えへんのな、






付き合ってるん？って。









それに、目の前の望はほんまに疲れてるっぽいし。









藤「はよ帰って休めよ」









小「……流星っ」









藤「んー？」







小「すまん、めっちゃぼーっとしてたわ、服サンキュな」








藤「おう。じゃ」









負けへん。






望は最高の友達やけど、最初っからなんもせんと好きな人譲るほど









俺は、お人好しちゃうねん。









広報部のオフィスを出てから、携帯に保存してあるAさんの





レセプションパーティーのときの写真を見る。









俺のドレスを着て恥ずかしそうにぎこちない笑みを浮かべるAさん。









ふふっ、なんやその笑い方。笑







可愛いな。なんか元気出た。

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