弊社、JWHDは、、、(JW全員)4

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Aside









小さな声で、ありがとうございますと聞こえたけどそれ以上の反応や言葉はなかった。









さすがに寂しいじゃん、小瀧くんってば。









定時が近づいてきて、ハマちゃんからの連絡。









濱『ちょっと早いかも知らんけど18時半にお店予約したで！』









まだ時間あるな…








「小瀧くん、私 今日の仕事終わったから手伝うよ？」








パッと私の顔を見た小瀧くんは、唇をキュッと結んで涙目だった。









小瀧くんのパソコン画面を覗くと、そこには数字データが入力されたエクセルの画面。








小「…もらったデータ、計算式狂わしてもうて…



複数のユーザーが編集できるモードにしてたんで、大元のデータから俺が上書きしてもうたんですよ…」









「おぉ…でもこのページ数、もうここまで一人で終えたんだね！すごい！」









小「……褒められることなんてしてないのに…呆れられるかと思ったんすけど…



普通怒ったり…」






「もう先輩が怒ってたじゃん。私が言うことなんてないよ。」







小瀧くんのアカウントでアクセスしたほうがいいから、



私が小瀧くんのデスクに座って交代して、彼には休憩するように言った。









けど、そりゃ…休めないよね。後ろから一緒に画面を覗いていた。









途中でハマちゃんに残業になると謝罪の連絡を入れた。









濱『俺もちょっと遅れそうやったからよかった！慌てんでええよ〜』






『20時までには間に合うようにするね！』






……









小「終わった……ありがとうございました、本当に助かりました…」









立って画面を覗き込んで見守ってたら、





座っている小瀧くんが私を見上げた。









「お疲れ様！よく頑張ったね！」









小「Aさんっ、すみません、」







「え……」









.









.









少し身を縮めて









ギュッと









私のお腹に抱きついて顔をうずめているのは、紛れも無い、








小瀧くんだ。

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