弊社、JWHDは、、、(JW全員)4

147ー桃 ページ12

小瀧side









「小瀧くん、ありがとうね」








駅まで向かう途中でAさんがポツリと呟いた。









小「俺も前に助けてもらいましたからね、全然っすよ。





…そもそも、俺がAさんの膝掛け奪っちゃったから冷えちゃったんやと思います。






ごめんなさい…」









「ふふ、そんなしょんぼりしなくて大丈夫。







それに、ちゃんと小瀧くんが助けてくれたんだから。」









俺を見上げてにこっと笑うから、少し安心。









駅まででいいと言ったAさんを押し切って同じ電車に乗った。









とん、と肩に重みを感じたのは






Aさんが寝ちゃってて俺の肩に頭が乗っかったから。









なんかもう、幸せ。









向かいの窓に映った俺とAさんの姿にほっこりした。









そこでモヤモヤしたのは、やっぱり納涼会のこと。







シゲも俺みたいに、素直に駅で解散なんてしてないと思う。




絶対家まで送ってるはずや。









窓に映るこの光景、シゲも体験したんやろか。









きっとAさんに聞いても答えてくれないやろうし。








いやでも、今Aさんの隣におるのは俺なんやし。








余計なこと考えんのやめよ。









Aさんの頭の上に俺も頬を乗せた。

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