弊社、JWHDは、、、(JW全員)5

193ー桃 ページ13

小瀧side









そのあとすぐAさんも戻ってきた。









「ふぅ〜っ」








小「あ、おかえりなさい…珍しいですね、おっきいため息」








心なしか疲れたような顔してるし。









「やだ、ごめん、ため息とか鬱陶しいよね、ごめんごめん」









ぺちぺち、と両手でほっぺを叩いてるのすら可愛いんやからずるいぃぃい〜。









俺は、どストレートにぶつけることにした。









小「どうしたんすか、彼氏さんとなんかありました？」









「え？」









俺は真っ直ぐ見つめた。









…嘘のない目で俺のことを見つめ返すAさん。







なんのこと？って言いたそうな顔で。









" プルルルルルッ "









勢いよくなった内線電話に2人してピクッとなってにらめっこは強制終了した。









「はいっ、お疲れ様です、広報部 Aです。





…はい、はい、わかりました。ありがとうございます」









受話器を置いたAさんを少しだけ目で追った。









「…私、」








どきん、と胸が苦しくなった。









「彼氏いたら他の人とデートなんか行きませんけど」









ちょっと怒ったような、不機嫌な声が聞こえてきた。









明日のデートがキャンセルされないことだけ安心した。









じゃああの情報はなんやねん。








いや…会社で問い詰めるのはやめよう。









明日、聞こう。

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