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Aside
そしてまた作業に集中していつのまにか周りの人達は帰り支度をしている。もう17時半か。
小「あの、」
「あ、はい」
小「今日まだ初日ですし、もう切り上げてゆっくり休んだほうがええと思いますよ?」
「はい、でもこれだけ終わらせたくて…」
小「そうですか。頑張り屋さんですね。僕も見習わんとあかんなぁ」
ぼそっとつぶやきが聞こえたと思ったら、小瀧さんはおそらく帰る様子だったのにカバンを置いてデスクに座りなおしてペンを手に取っていた。
なんか変な気を使わせてしまったかな…歳上を差し置いて帰りにくいみたいな…?
もし仮にそうなら礼節を重んじる彼のために早めに切り上げないと。
小「…じゃ、お先失礼します。お疲れ様でした」
「えっ、あ…」
デスクにそっと置かれたのはエクレア。
付箋が付いている。
小『よかったら食べてください。休憩はちゃんと取ってくださいね。』
綺麗な字でそう書かれている。
「ありがとうございます。お疲れ様でした。」
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作者名:あおゆ | 作成日時:2020年5月31日 21時