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Aside
午前とは打って変わって、小瀧さんは表情豊かに話してくれて安心。
ハマちゃんの話した途端だったな、ハマちゃんの力恐るべし。
小「…あ、そういえばお昼行きました？」
「お行儀悪いけど、誰もいなかったのでデスクでパン頂きました。」
小「パンひとつだけですか？」
「はい」
小「そうなんですね。新人の俺が言うのもなんですけど、そんなに根詰めんでもええですよ？
僕も手伝いますし」
「いや、それは悪いので。…新人なんですか？」
小「僕 入社2年目です。」
すると配布物が回ってきた。
うちの会社では毎年4月のどこか土曜日に、地域貢献の一環としてゴミ拾い活動がある。
意外とこの活動を面倒くさがる社員は少ない。
なぜなら、先輩後輩、上司部下、さらに部署の垣根を超えていろんな人とコミュニケーションが取れてその後の仕事がしやすくなるから。
そのために、当日行動する4人1組のグループは、2人は同じ部署内、もう2人は他部署、そして極力同じチームに同期がいないように組まれている。
それに、ゴミ拾い活動のあとは夕方からBBQ。これ目的の社員もけっこういる。
小「今年は18日か。」
「危ない、美容室の予約入れようとしてた…」
小「去年も日程知らされるの遅かったですよね」
「毎年そんなもんなんですよね」
チーム分けの表があるけど、他部署の人は毎年当日になるまでわからないようになっている。
「あ、小瀧さんとペアですね、よろしくお願いします。」
小「お願いします。…わぁ俺 去年の私服どんなんやったっけなぁ」
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作者名：あおゆ
| 作成日時：2020年5月31日 21時
