32ー桃 ページ32
小瀧side
コーヒーが注がれるのを見つめながら変なことを考えてしまう。
流星のやつ…わざわざ調光オンにしやがってー!!会議室の中で何してるかわからへんやんっ。
流星イケメンやし、Aさんがキュンキュンしてしまったら!?
男の俺でもたまに流星かっこええ〜ってちょっとキュンってすんのに!!!
ブラックコーヒーの入ったカップを2つ手にしてデスクに戻った。
「ありがとう。」
小「いいえ。いやぁ〜前回は苦戦しすぎてめっちゃ小分けして、4日くらいかけてやってた翻訳作業がこんなにも早く終わるとは…
Aさんのおかげ様ですっ」
「とんでもない、でも小瀧くん飲み込み早くて文章区切るコツ掴んでたね、今後は一人で出来そう?」
小「Aさん、教え方わかりやすいんで…でも、」
コーヒーカップに視線を落として、思い切って言ってみる。
小「でも、Aさんと仕事すんのめっちゃ楽しいんで、次回も一緒にお願いします。」
「え〜ほんと〜?嬉しいな。小瀧くんもいつもわからないこと丁寧に教えてくれるから助かってます、ありがとう」
変な間が空くとか、照れるとかそんな素振りが一切なくて、何かを期待していた自分が滑稽に感じた。
藤「失礼しまーす、お疲れ〜」
人がまばらに残るオフィスに流星がやってきた。
小「お疲れ、どうしたん?」
藤「Aさん迎えに来た」
ん??
「お疲れ様、あれ?早くない?」
ん????
藤「意外と早く終わってもうて。ごめん、お取り込み中やった?」
「全然、これ飲み終わったら出れるよ」
いや、お取り込み中やったで??俺に取ってはめちゃくちゃ取り込んでたで!!!!!
しかも迎えにきたって言い方!!!
んもう…
小「いってらっしゃいませ!!」
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作者名:あおゆ | 作成日時:2020年5月31日 21時