弊社、JWHDは、、、(JW全員)1 (ページ11)

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神山side

後ろにAさんが立っている気配だけでちょっとドキドキする。

うちの部署は男ばっかりやし、

さっきオフィスで広報部のAさんからエラー解決依頼ですって言われた時、

コスメ部担当のやつが「いいなぁ、Aさん今月から広報部にいるらしいからさ～」と言ってきた。

まぁ、みんなはっきり担当が決まってるわけやないんやけど、わかりやすいように

システムトラブルに対応する部署をデスクの島ごとに振り分けられてる。

どうしても都合が悪いってときは関係なく手の空いている人が行くんやけど。

俺は前から広報部の対応をしてて、同期の流星がのんちゃんと仲ええらしく、

「望が神山さんって仕事早くてすごいって言うてたで？」って流星に言われて

それから広報部に行ったときには言葉を交わすようになった。

、、、そんで、噂のAさん、確かに綺麗。

美人さん。やけど俺どっちか言うたらもうちょっとほんわかした子が好きかもしらん。

俺、人見知りやからシャキッとした感じの美人さんは緊張してまうねん。

小「頑張れAさんのパソコン！さっきまでAさん一生懸命やってたんやから！」

隣からエールが送られてきた。

神「よし、立ち上がった」

隣で小さく拍手しているのんちゃん。

「あ…ありがとうございます！」

Aさんも戻ってきた。

「自動保存機能オンにしてあったので…よかったちゃんと文書残ってます」

神「よかったぁ」

「あ、これどうぞ。好みわからなかったので」

小さいペットボトルのミルクティーとコーヒーとお茶。

神「え、いいんですか」

「再起動待つ間にと思ったらもう立ち上がっちゃってました。笑」

…ずいぶんと親切な人やな。…それに、ふにゃっと笑った顔可愛い。

神「そんな、お気遣いなく。じゃせっかくなんで…、ミルクティー頂きます」

余ったコーヒーとお茶はどうするのかと思ったら

「小瀧さん、どっちがいいですか？」

小「え！俺もいいんすかっ？」

のんちゃんは嬉しそうにコーヒーを受け取っていた。