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ジュエルside
今は、一瞬でも淳太くんの温もりが離れると不安だった。
淳太くんのお腹に回した腕に、大きな手が重ねられた。
中「ふふっ…わかった、ここにおるわ。
ほら、一回離し?」
すぐに優しくそう言ってくれて、もっとぎゅっと抱きついた。
ゆっくり腕の力を弱くすると、淳太くんはこちらに向き直った。
中「1枚か2枚はどっかにあった気ぃすんねんけどなぁ〜、ちょっと探すな?」
「…淳太くん、絆創膏はいいよ」
中「何言うてるん、大事な顔と体に傷が残ったらどうすんの」
淳太くんは唇を少し尖らせていたって真剣な顔でそう言ってくるけど、本当に傷は大したことない。
だけど、私のことを大事にしてくれてるのが嬉しい。
中「あ、そうや、前に料理してちょっと手ぇ切ったときに…
…あ!あった!」
絆創膏の小さな箱を私に見せてきたけど、中身は1枚しかなかった。
中「明日買ってくるな?」
「その頃には綺麗にかさぶたになると思うけどな」
中「一応。一応やで」
淳太くんはまた私をソファに座らせて、私の目の前に腰を下ろして
絆創膏を一枚手にした。
中「…ん、あっ!…やってもた……」
絆創膏は、見事にくっついて歪んでもう使えなさそうになっていた。
今の一瞬に何があったんだろうってくらい不器用。
不器用な淳太くんが可愛くて愛しくて、クスッと笑った。
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ひな(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年8月2日 8時) (レス) id: 93b7e144bc (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 音羽さん» 止めててごめんなさい!がんばります!ありがとうございます! (2020年6月4日 22時) (レス) id: 2e122e2c86 (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - 続き待ってます!頑張ってください! (2020年6月4日 12時) (レス) id: ee26aa0291 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - だいさん» ありがとうございます!嬉しいです!トンデモ設定すぎて、好き嫌いが激しく別れそうな作品で書いていて不安なので、コメントとっても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!2人をあたたかく見守ってください… (2020年4月17日 13時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
だい - どうしてもハッピーエンドで終わらせて欲しいですとっても素敵なお話です!書いてくださってありがとうございます! (2020年4月16日 21時) (レス) id: f7ec0015d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおゆ | 作成日時:2020年3月22日 3時