貴方の宝石になる

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ジュエルside









淳太くんの腕に絡みついたまま、瓶のラベルを一緒に覗き込んだ。








中「ペットには飲ませないでください、やって」







「わざわざこんなこと書くなんて、私たち以外にもこうなってる飼い主さんとペットたちがいるのかな？」







中「…なんかえらい嬉しそうやなぁ、俺は混乱しっぱなしやのに」







「だって、今まで我慢して言えなかったこと、淳太くんと同じ言葉で伝えられるんですよ？




そんな幸せなことないです」







中「…伝えたいこと？」








「淳太くんが大好きですって。いつも伝えたいけど伝えられないから、こうやって」







中「んっ！」







「チューするしかなかったんです」








笑って見せたら、淳太くんはキョトンとしてすぐに一緒に笑ってくれた。









「淳太くん、私がこの姿になってるときに笑ってるところはじめて見たかも」









はぁー、とため息をつきながら私の頭に手を乗せてくれた。









「淳太くんっ、寝ましょ？」







中「えー、飲み始めたばっかやで？」









でもその顔はニヤニヤしてる。









中「それに、寝たらまたジュエルに戻るんやろ？






俺が起きててAだけ寝てたらどうなるんかな？





戻ってまう瞬間も見てみたい。」









「でも、夜更かしはダメですよ。戻るタイミングなんて私もわからないし。」









中「そうかー」








「ねぇ、淳太くん、今日はなんだかいっぱいコラ！って怒られた気がするんだけど、その、ごめんなさい…」








中「ふふっ、やたら吠えるんやもん。



もう次からあんなに吠えんでもウィスキー飲みたいん察すると思うわ。笑」

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