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Aside
智洋さんの甘くて優しい声が、徐々に私を眠りに誘う。
かろうじて相づちを打っていたけど。
神「んふふ…眠たそうやな。…おやすみ」
私の頭に手を添えて
こめかみのあたりに、ちゅっとキスをしてきた。
やっぱりどの仕草もあまりにも自然で、本当に今までそうやって暮らしてたんだなぁって思う。
私もキスを仕返してたんだろうか。
でもまだ今の私には出来なかった。
かわりに、智洋さんの右手を…指先のほうを遠慮気味に握った。
そしたら、しっかりと手を合わせて握ってくれてじんわりと伝わるぬくもりが余計に私の眠気を誘った。
……
…もぞもぞと隣で動く気配で目が覚めた。
神「ごめぇぇん。起こしてもうたぁぁ」
ちょっと赤ちゃん言葉のような舌ったらずで私の頬を撫でる智洋さん。
神「おはよお。昨日話したけど今日俺仕事やからさ。」
「おはようございます…」
智洋さんは昨日、何かあったら怖いから仕事の前に私を実家に預けたいって言ったんだけど私はそれを拒否した。
一人で、片手で、出来ることを増やす。今の環境に慣れる。これが私が今精一杯出来ることだし甘えてばっかりではいられないから。
昨日よご飯の残りもあるから食べるのもあっためるだけならできるし。
私も体をなんとか起こす。智洋さんが慌てて私を支える。
神「おお!すごい!一人で起き上がれた!すごいなぁ〜!」
いい子いい子って私の頭をたくさん撫でてくれた。
それがとっても嬉しくて。
神「まだ8時やで?寝てなくてええの?」
智洋さんと朝を一緒に過ごしたかったから。
起きます、と言うと着替えを手伝ってくれた。
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rio - 彼女ちゃんが可愛くて見ててにやけます!w (2019年12月17日 16時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - このあとが楽しみです。更新がんばって下さい (2019年12月3日 7時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 移行おめでとうございます!これからも更新楽しみです! (2019年11月18日 22時) (レス) id: c3db2cf019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおゆ | 作成日時:2019年11月17日 17時