検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:145,293 hit

74 ページ24

神山side









おはようの挨拶と、ともくんってゆう呼び方。









ついこないだまでの日常やったはずやのに懐かしくて






視界が歪んだ。



 



気を使わせて、Aが無理して急に距離を縮めたんやないかと心配になるけど。









おいしいお粥を口にゆっくり運んでいたら、









「ともくんってさ……兄弟多かったよね?」








神「…………え…なんで知ってんの」








「夜中に急に思い出した」







神「え!ほんまっ!?頭痛は!?しんどかったんちゃう!?」









Aは首を横に振った。








「大丈夫。でも思い出したのは全部じゃないの。急に…それだけ」









神「…そんな顔せんといてっ、充分嬉しいよ…ほんの少しでも思い出してくれて」









「ともくん、本当に早く治してね?」








神「おん、」









「早くチューしたいって思ってるのは、ともくんだけじゃないんだよ…」









神「…わかったっ。秒で治すわ!」









……








ともくんはずっと寝てるのは嫌だと言って、ソファに座って安静にしていた。









2人で毛布にくるまって。









近くにあるともくんの顔に、耐えきれず私は唇にキスをした。









神「あっ…ほんまにうつってまうで?」








「うん、いいよ。」








神「それじゃ俺があかんの。Aにしんどい思いさせたないもん」








「……ずっとしんどかったのはともくんでしょ?」








神「……どしたん」








「ごめんね。元の性格もあって、ずっと堅く接しちゃって」








神「ううん。馴れ馴れしくなくてずっと礼儀正しく接してくれるAを好きになったからええの。



てかもうええよ、今が良ければええから。」








私はともくんの胸に顔をうずめた。







結局甘えたいのは私のほうかも。

75→←73



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
526人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

rio - 彼女ちゃんが可愛くて見ててにやけます!w (2019年12月17日 16時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - このあとが楽しみです。更新がんばって下さい (2019年12月3日 7時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 移行おめでとうございます!これからも更新楽しみです! (2019年11月18日 22時) (レス) id: c3db2cf019 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あおゆ | 作成日時:2019年11月17日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。