覚えてる。（JW緑）2

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Aside









久しぶりに見る自分の右腕を車の中でも何度も見た。








母「ねぇっ、もしかして…智洋くんにあーんしてもらえなくなったり、お世話してもらうの減っちゃうの寂しいんじゃなーい？笑」






「ちょっと、やめてよ…恥ずかしい。」







神「えー、Aそうなーん？」







それも当たってるけど、







母「ニヤけちゃって〜」






「もうっ、お母さんっ」








智洋さんを両手で抱きしめられる喜びのほうが大きい。








それに…






ギブス外れたらいーっぱいイチャイチャしような？






…あの言葉を思い出しちゃって。









神「んふふ、あーんなんていつでもしたるのに」







後部座席から、ルームミラー越しに運転中の智洋さんをチラチラ盗み見ては




ニヤけそうになってしまう。









……









お母さんとも解散して家に着いたら、まずは。









神「A〜、おてて洗いますよー。





…あ、もう一人でできるんやったね。つい…」








「ですね。笑」







手を洗ったら、







「…智洋さん、」






神「ん？おっと」








私は智洋さんに抱きついた。









神「んふふー、どしたん？甘えたくなったん？」







耳元で優しい声がする。







「やっと両手で抱きしめられる」







一気にぎゅっと力が込められた。







「…ちょっとだけ苦しい」








神「やってそんな可愛いこと言うんやもんっ…




ほんまに大好きやで、A。」

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