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Aside









母「ごめーん、ちょっと遅くなっちゃった〜」






「あーお母さんおはよう」






神「おはようございます」







「昨日ね、神山さん泊まって下さったの。今日も朝から面倒見て頂いてて…」







母「うん、そう。よかったわね」








お母さんの笑顔が心なしか引きつって見えた。









母「そういえばさっき先生とすれ違ったけど、酸素マスク外せたんだってね?」









「そうなの、あれ邪魔だし息苦しくて。やっとラクになった」








神山さんは、ちょっとコンビニ行ってきますと言って出て行った。









母「…神山さん、ずいぶんと面倒見のいい優しい人ね?」









「うん、そうだね。ありがたいよね。




あ、そういえば私が起きない間、いろいろありがとうね?」







母「ん?」






「化粧品とかヘアスプレーとか揃えてやってくれたのお母さんでしょ?




おかげで鏡を見たときにお肌乾燥してなかったし、髪の毛もサラサラでいい匂い」








母「……うんっ」









そのリアクションにまた違和感を覚えつつ、他愛もない話をしていた。









しばらくして神山さんが戻ってきた。









神「俺な、今日は15時くらいにここを出なあかんねん。





お母さんも帰った後、暇にならんように雑誌買うてきた。」









「えぇ、そこまでしてくれて…本当にすみません。」








母「A…ごめん、さっき化粧品一式揃えてお手入れしてくれてありがとうって私に言ったでしょ?





お母さんじゃないのよ。全部神山さんがやってくれたの」









「え……」









神山さんのほうを見ると、どこか一点を見て固まっていた。

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JWJUMP(プロフ) - あおゆさん» 見れました! (2019年11月4日 18時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - JWJUMPさん» 不具合確認しました。直りましたでしょうか?ご覧頂きありがとうございます! (2019年11月4日 18時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
JWJUMP(プロフ) - 23からあとが見れないです!更新楽しみにしてます! (2019年11月4日 11時) (レス) id: 066d296756 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - この作品大好きです!更新楽しみです! (2019年11月3日 23時) (レス) id: c3db2cf019 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおゆ | 作成日時:2019年11月3日 0時

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