覚えてる。（JW緑）

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Aside









……どれくらい寝てたんだろう。









左腕だけでする伸びはあんまりすっきりしない。







あれ…これ神山さんの歌声？









歌詞はなくて、鼻歌とギターの音色。









起き上がりたいけどうまく力が入らない。







でも、一人で出来ることを早く増やさなきゃ。









ゆっくりとずるずるとベッドから這い出て立ち上がって、寝室のドアを開けた。









神「あ、起きた。おはよ」






「おはようございます…」









でも見たら時計はもう16時。









ギターを置いて神山さんがこっちへ向かってきた。







あまりにも普通に私の髪を撫でて、頬に両手を添えて笑顔を向けてくる。









神「よう寝たね。笑 頭痛はどう？てかひとりで起き上がれたんやなぁ！」








「はい…頭痛も大丈夫…」









神「よかった。俺、ご飯の買い物行くけど何食べたい？」









「え？神山さんが作ってくれるんですか？」






神「うん！」





「私はよく作ってもらってたんですか？」






神「日によってお互い作ってたで？」







「そうでしたか。…えーと、神山さんの得意料理食べたいです」






神「……」

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