覚えてる。（JW緑）

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神山side









神「……携帯の暗証番号、まさかと思って試したら、俺の誕生日やったんです」









母「…ふふっ。あら〜、いいわねぇ〜、久々の惚気ごちそうさまっ」









照れ臭くて、そんなつもりじゃ、と一応否定する。









神「困らせるかなって思ってたんですけど、思い出したいって言うてくれたんです」









母「…そう。よかった。」








お母さんは優しく微笑んでくれた。









しばらくすると、ナースステーションのほうから会話でAの名前があがっていて、気になってお母さんと耳を傾けた。








看護師「あっ、Aさん」





母「こんにちは。あの、Aに何か」








看「このあとリハビリの準備しますのでね。まずは尿道カテーテルを今から抜きに行くところです」







お母さんは、あの子恥ずかしがるだろうから智洋くんはここにいてと指示された。









看護師さんもすぐ終わります、と教えてくれた。

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