マリンフォード頂上戦争 その12 ページ39
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エースとルフィを連れて逃げるジンベエに赤犬のマグマが迫る
あっちではセンゴクと黒ひげが、
こっちでは白ひげ海賊団の隊長達と赤犬が激突し、
頂上決戦の終わりは見えそうにもなく、戦乱はより激しさを増していた
．
______…
______ユリ、起きろ
______…ユリ
ここは、どこ…？
真っ暗
何も見えない…
______…ユリ
あなたは、だれ…？
エースとルフィは…？
無事に逃げられた…？
______まだ、戦争は終わっていない
______ここにいては、お前の命が尽きる
______起きて、逃げろ
______わしの力を使え
ガオォォォォォォ！！！！
突如鳴り響く虎の咆哮
「なんだ！？」
「なんで虎がいる！？」
大きな体躯の白虎
「…！！？あれは、」
ガープは見覚えがあった
ユリを保護したあの島で、ユリの側で倒れていた虎
白虎は真っ先にに赤犬に突っ込んでいく
ユリが持つ海を操る力と白虎が持つ耐久力で赤犬のマグマをものともせず、
赤犬に襲いかかる
戦争が終わらない
戦争の熱は冷めるどころか煮えたぎるばかり
白虎は白ひげ海賊団を守るように、
赤犬を先に進ませないように、
赤犬とマグマと対峙した
赤犬に殴り飛ばされた白虎
赤犬がようやく海賊の処理に向かおうとしたとき、
「そこまでだァァァ！！！」
1人の海兵が海軍の動きを止めた
「もうやめましょうよ！！！
もうこれ以上戦うの！！！
やめましょうよ！！！
命がもったいないっ！！
兵士一人一人に、帰りを待つ家族がいるというのに！！！
戦意のない海賊を追いかけ、止められる戦いに欲をかいて、今手当てすれば助かる兵士を見捨てて…！！
その上にまだ犠牲者を増やすなんて、今から倒れていく兵士達は……！！！
まるでバカじゃないですか！！？」
涙ながらのコビーの訴えに、赤犬が納得するわけがない
「……あ？誰じゃい貴様ァ、数秒無駄にした
正しくもない兵は海軍にゃいらん！！」
マグマをコビーに向かって振り下ろす
コビーを赤犬から守ったのは、四皇”赤髪のシャンクス”だった！！！
ここに来て、新世界の四皇の登場に、マリンフォードはどよめき、大将達は動きを止めた
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作者名：そふと | 作成日時：2024年2月23日 18時
