マリンフォード頂上戦争 その7 ページ34
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「…お前らのじいさんは恩人だが…仕方ねェよな」
青雉の刃が2人に迫る
2人のピンチに現れたのは、マルコ
時間も展開も待ってくれない
エース処刑の刃が振り下ろされてしまう
だが、エースの処刑を阻止したのはクロコダイルだった
「お前らの喜ぶ顔が見たくねェんだよ！！」
クロコダイルはセンゴクを睨みつける
白ひげはこのチャンスを見逃さなかった
海中からもう1隻のパドルシップが浮かび上がってきた
パドルシップはオーズに向かって突き進む
オーズは船を持ち上げて海賊達を一気に湾内に入れた
広場に現れた白ひげ
「野郎共ォ！！
エースを救い出し！！
海軍を滅ぼせェェェ！！」
白ひげの号令に海賊たちは一気に士気を高めた
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白ひげの前方ではルフィとユリが先を急いでいた
エースはもう目の前
だがインペルダウンから蓄積されていたダメージは想像以上だった
ルフィは膝がガクガクになっていたし、
慣れない力を使いすぎているユリの体力も限界を迎えていた
そのとき黄猿が光線ビームを放つ
咄嗟にルフィを庇うユリ
シャボンディ諸島で黄猿に貫かれた左肩
全く同じ箇所をもう一度黄猿に貫かれる
激痛が体を走りユリは倒れる
「ユリ…！！」
ルフィがユリを抱える
黄猿はユリを抱えたルフィごと光の重さで蹴り飛ばした
ユリを守るように抱きしめるルフィ
そんなルフィ達を受け止めたのは白ひげだった
少しの間気を失っていたルフィだったが、イワンコフの怒号に意識を取り戻す
また前に進もうとしたが、白ひげは部下の船医にルフィ達を渡した
「邪魔すんな！！！
エースは、おれとユリの、世界でたった一人の兄ちゃんなんだぞ！！
必ず助け…」
意気込みとは裏腹に、体はもうとっくに限界なんか超えていた
ルフィとユリが倒れている間、戦況はまた大きく動く
ガープの参戦
白ひげの吐血
マルコに海楼石の手錠
ジョズの氷像化
そして、白ひげ自身も赤犬のマグマをまともに受けてしまう
このとき、ルフィとユリはイワンコフにテンションホルモンを打つように頼んでいた
ユリは初めてだから、まだいいものを、
ルフィは2度目である
これ以上打つわけにはいかなかった
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作者名：そふと | 作成日時：2024年2月23日 18時
