Lily ・Ⅱ【ONE PIECE】 (ページ32)

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マリンフォード頂上戦争　その5 ページ32

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ユリはスモーカーの足止めばかりしている場合でもない

ルフィに早く追いついてエースを救い出さねばならぬ

武器に海を纏わすのは初めて

その分まだコントロールは稚拙だ

なかなか決着しない勝負に手を差し出したのは

海賊女帝ボア・ハンコック

ハンコックはルフィから妹がいることを事前に聞いていた

「ハンコック！！てめェも七武海をやめる気か！？」

「黙れ！！怒りゆえ何も耳に入らぬ！！

そなたよくもわらわの愛しき人を殴り飛ばし、

愛しき人の妹にまで手を出したな！！」

急に表れたハンコックに驚くユリ

『…！！な、んで…』

慣れない力の使いすぎで体力を消耗している

「…立てるか？ユリ

これをそなたに預ける…」

ハンコックは事前に盗んでおいたエースの手錠の鍵をユリに手渡す

『あ、ありがとう…！ハンコックさん…！』

ユリは嬉しそうにふわりと笑顔を浮かべハンコックの手を握る

「よ、よいのじゃ

さあ、先を急ぐのじゃユリ…！！」

『…うん…！！

…ハンコックさん！ルフィのことも助けてくれてありがとう…！！』

「あれが噂に聞く、家族への挨拶…！！

これはもう結婚…！！？

次はお姉ちゃんと呼んでもらわねば…！！」

スモーカーが再びユリとルフィを追おうとすると、ハンコックはスモーカーの前に立ち塞がった

くまも、モリアも、

5人いる七武海の4人はそれぞれ足止めにあっている

残る七武海は鷹の目のみ

突き進むルフィの前に立ちはだかる

ルフィは世界一の剣豪の斬撃を交わすので精一杯でなかなか進めない

ルフィはバギーを身代わりにミホークから逃げる

白ひげ海賊団の5番隊隊長花剣のビスタも参戦し、ミホークは完全に足止めをくらった

開戦より約1時間半の死闘が経過

海軍が大きく動き出す

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