インペルダウン その1 ページ24
．
インペルダウンに侵入したルフィがエースを助けるために奮闘している頃
ついに、
午前9:00、
大監獄インペルダウンから海軍本部へ"火拳のエース"の身柄引き渡し予定時間が来てしまった
世界一の大監獄であるインペルダウンの職員達にとっても、
世界の治安を担う海軍の者達にとっても、
この身柄引き渡しは全精力を賭けるに値する歴史的にも重要な意味を持つ任務であった
これで世界が大きく変わる。
何がなんでも失敗するわけにはいかない。
「インペルダウン」の外もたくさんの軍艦が配置され、厳戒態勢がしかれていた
エースは自分の身よりも、ルフィがここに来ることを一番に心配していた
まだ報告はされてないが、もしかしたら兄であるルフィを追ってユリも来てしまうかもしれない
予定時刻は容赦なく迫る
エースはインペルダウンを離れた
．
ルフィはレベル6まで辿り着いたが、すでにエースが連れて行かれた後だった
ルフィは決める。
「おれ行くよ！！
海軍本部！！」
…
午前10:00
いまだかつてない大脱走劇が幕を切った
目的は午後3:00のマリンフォードでのエースの処刑を止めること
ここで脱獄に時間をかけている暇はない
ルフィ達脱獄チームはそれぞれがそれぞれの場所で暴れまくった
もう止まらない！！
．
勢いに乗っていたルフィ達の前に突如「黒ひげ」が現れる
「ゼハハハ!!!久しぶりだな"麦わらァ"。
おれも驚いたぜェ、お前が我が隊長エースの弟だったとはなぁ
フフ…ここに居ていいのか?
もうすぐお前の兄貴の"公開処刑"が始まるぞ、ゼハハハ!!!」
「そこの元七武海クロコダイルを討ち取ったのはおめェだってんじゃネェか、"麦わらのルフィ"。
あの時、七武海の後釜を狙ってたおれとしちゃ、お前の首を政府に出すのが最も有効な手段だった。
おれはお前と、もう一人…
お前の船に乗っている、お前の妹を狙ってたんだぜ
あいつの力を得れば、もう怖いものはない…！！
だからお前を殺して海軍に渡したあと、妹を連れて行こうとしたんだが、
運命は、お前らを守った。」
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作者名：そふと | 作成日時：2024年2月23日 18時
