飛ばされた先で その5 ページ23
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「…おれは、ユリ様にしんでほしくありません…！」
『…わたしはしなない…！！
エースとルフィと、お兄ちゃん達と約束したの…！！』
ユリにそんな瞳で見つめられてしまえば、もう許すしかなかった
タイタ達もユリの身を案じているが、エースを助けに行くことに協力してくれるらしい
ティーグル島からインペルダウンまでは少し距離がある
エースの処刑までもう時間がない
ユリ達はすぐに準備を始めた
タイタとテオはボートに必要な材料を探して集めてくれた
ヨシは両親が使っていた技がユリにも使えることを伝え練習に付き合ってくれた
ユリをインペルダウンまで送り届けるためのボートが完成し、いよいよユリが出発する日が近づく
インペルダウンまでの案内役としてヨシがついてきてくれるらしい
ユリはヨシを戦場に連れて行く訳には行かない、と止めたが、ヨシはユリを送り届けるのだ、と聞かなかった
また、いざというときのためにタイタはテオを連れて行くようにユリに頼んだ
まだタイタよりも小さな子虎だが、戦闘力をなめてはいけない
こうしてユリはティーグル島を出発する
案内役のヨシ
ユリのボディガードのテオ
タイタにまた会いに来ることを伝え、タイタを抱きしめる
エースを助けるために
エースを失わないために
エース公開処刑まで、あと3日
．
______その頃
ユリのもう1人の兄・ルフィはハンコックと共に女々島を出航して
ユリよりも先にインペルダウンへ向かっていた
…
ルフィがインペルダウンに到着した頃
ハンコックはエースと面会をしていた
囚人達を魅了したハンコックは、マゼランが怒っている隙にここにきた本当の理由を告げる
「______弟が……！！
…ここに来てると……！！！」
「……あんたがいつも話してくれる…
麦わらのコかい……！！無茶な」
．
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作者名：そふと | 作成日時：2024年2月23日 18時
