【実録】3年B組から雑に愛されてた【中学】

漢字テスト ページ21

.



『受験近くの3年生の授業はたとえ主要教科でも緩くなりがち』





北野先生「Ｂ組が一番漢字テストの採点時間かかる」


※漢字テストとは、北野先生が自主的に行っている、授業前の漢字の小テスト。1分で終わる。


※Aと花恵は毎回そのテストに韓国語やら中国語やらの落書きをしている。




花恵「ﾌﾌｯ韓国語の翻訳に時間取られてる」


北野「これなに……これなんて意味？」


花恵「Aの書いた中国語とだいたい同じ意味ですよ」


A「(えっそうなの...!?)そう、心通じあってるからね私達」


北野「ううーん？？」


花恵「サランヘヨ」


北野「さらへ…？さら？ん？」


花恵「サランヘヨ」


北野「サランヘ……？」


翔也「いやさすがにおじさん過ぎません？？？

今時よく聞くでしょサランヘヨなんて」


北野「いやわかんなくって」


花恵「サランヘヨ〜♡」指ハート


A「せんせ！ Aのは！ 中国語！」


北野「中国語は大体わかるでしょ、並び替えたら意味通る」


A「(まあたしかに)じゃあ今日のはなんていう意味ですか！」※昨日は愛してる


北野「ええ、うーん笑

そうだな、これなんて言えばいいんだろ…笑」


A「いやそんなに難しい意味じゃないです」


北野「あれでしょ？ 私をもっと愛してくださいみたいな」


花恵「えっAのと(花恵の韓国語)意味違う」


A「えっごめん心通じあえなかった……(大ｼｮｯｸ)

あ、先生正解です」


北野「ふふっでしょ」ﾄﾞﾔｧ







↓漢字テストが返ってきたあと↓※授業中



A「これ見て。

返事『謝謝』だけなんだけど。
昨日と返事の内容かぶってるんだけど」


花恵「私のなんて読み仮名振っただけだわ。

サランヘヨって。有り得ないわね」


A「それは酷いわ！ 許せないわね」


花恵「本当よ全く｣


A「二文に対しては二文で返す、

褒められたら褒め返す、基本よね？」


北野「君 達 は 漢 字 テ ス ト に 何 を 要 求 し て い る ん だ ！ ！ ！」




.

終わらせない→←席替え

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す