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A「今日隆弘が仕事から帰ってきたら話さないと。」
西「Aが好きそうなチョコケーキ(俺が食べたいんだけど笑)買って帰ろー！」
西「ただいまー。A？チョコケーキ買ってきたから二人で食べよ？」
A「本当に？！やった！！でもその前に話があるの」
西「なーに？どうしたの？」
A「うん。いつか話さないとって思ってさ…」
西「無理しなくていいよ。でも話してくれるならちゃんと最後まで聞くから。」
隆弘はそういって私の目を見ていってくれた
話そうとすると手が震えて息が苦しくなった。
隆弘はそんな私をぎゅっと抱きしめてくれた。
西「大丈夫。俺がそばにいるから」
A「ありがとう…実はね…私親に捨てられたの。」
「隆弘が私を拾ってくれたあの日に。」
「あんたなんかもういらない。私の娘じゃない」そう言われたんだ
「理由はたぶん男。私がいたら邪魔になるからって」
「その前からずっと暴力や暴言はあたりまえだったの」
「だから捨てられた時は開放された嬉しさも正直あった。でもそれと同時に住む家も家族もなくなった。私は1人になったんだってね」
「だから隆弘が拾ってくれなかったらどうなってたか分からない」
「もしかしたら…もしかしたら死んでいたかも」
西「…」
俺はあまりの衝撃にことばがでなかった。
俺がAを守ってやらなきゃいけない
そう思った
でもAは俺にこういったんだ
A「隆弘が俺が守るから」って言ってくれたときは本当にうれしかった
私にはそんな事言ってくれてる人なんていなかったから…でもこれ以上迷惑はかけられない
だから私は施設にいく。
この恩はいつか返すから。だからそれまで待っててほしい
西「Aが決めたことなんだろ？だったら俺はな2も言わないよ。待ってる。必ず。」
A「ありがとう」
西「さてとケーキ食べよっか」
A「ふっ笑美味しいね」
西 「美味いな笑」
嬉しい気持ちと寂しい気持ちとで目から涙がこぼれた
あれから5年がたった
そして俺とAは結婚した。
いまAのお腹の中にはおれとAの子供がいる
これからは3人で幸せな家族になろうね
END
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作者名：Yuppy | 作成日時：2018年5月8日 7時
