第2話 ページ2
ここは・・どこだ?確か俺・・・ヒメコを庇って・・そうか、ここはあの世・・・
亮輔[まだ死んでないぞ]
波留[死んじゃダメよ、佑助]
どこかで聞いたことがある声が語りかけてきている、その時・・俺の視界が明るくなった
ボ[っつ・・・]
目が明るさに慣れ、ゆっくり目を開けるとそこには三途の川があり、死んだ父ちゃんと母ちゃんがいた
ボ[・・・!父ちゃん・・母ちゃん・・]
亮輔[立派になったな、佐介とは仲良くしてるか?]
その質問に俺は首を振った
ボ[・・・あいつ、校則にも厳しいしいつもケンカ売ってくるし]
波留[ふふっ、ケンカするほど仲がいいって言うでしょ?]
俺はそっぽを向いてふてくされた
波留[でも・・その弟が今、本当の天涯孤独になろうとしてるのよ]
ボ[は・・・?]
ワケが分からなかった、俺はとっくに死んでるはず・・椿はすでに天涯孤独になってしまったはず・・・その時、父ちゃんが口を開いた
亮輔[お前はまだ死んでいない、その証拠に・・]
そう言うと父ちゃんたちは俺から離れていった
ボ[は?お、おい!待てって!]
波留[来ちゃダメ!]
母ちゃんの怒鳴り声で俺の足が止まった
波留[この先は・・三途の川を渡ればあなたの肉体は死んでしまうの]
ボ[・・・・]
亮輔[見てみろ、お前の帰りを待ってる人達がたくさん居るぞ]
父ちゃんがそう言うと水面にとある映像が写った、寝てる俺の横で泣いている母ちゃん(茜)、瑠海、紗綾・・そしてスイッチたちの姿もあった
ボ[みんな・・]
波留[あなたはまだ三途の川を渡っていない・・あなたの意思で現世に帰れるのよ]
ボ[俺の・・・]
正文[あれ、こっちに迷い込んだ人ですか?]
その時、とある少年がこっちに歩いてきた
亮輔[正文くん、彼は君のお兄さんの友達なんだ]
ボ[お前の兄貴って・・まさかスイッチの弟か!]
確かに見た目がそっくりだ・・その時、正文が俺にこう言った
正文[あ、あの・・よかったら・・・あんちゃんに・・(僕はあの世で元気にやってるから心配しないで)って伝えてくれませんか?]
波留[覚えてたらでいいわよ、現世に戻るとここでの記憶を忘れる人がほとんどだから]
ボ[・・おぅ、任せとけ!絶対スイッチに伝えてやるよ!]
正文[ありがとうございます!]
亮輔[佑助、そろそろ時間だ]
ボ[分かった、行ってくるよ]
波留[行ってらっしゃい、佑助🎵]
正文[あんちゃんを宜しく御願いします!]
ボ[あぁ!]
そうして俺は現世への道をかけ走った、しばらくすると一つの扉があり、俺はその扉に入り・・そして
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作者名:ユッピー | 作成日時:2017年11月8日 10時