今日:13 hit、昨日:30 hit、合計:5,934 hit
小|中|大
episode5 ページ6
五条さんが勝手に帰りやがったので、仕方なく五条さんがやるはずだった書類を作る。
最近は初夏の繁忙期と新入生の対応のダブルパンチで土日出勤をするしかない。
天与呪縛でストレスに弱い体質になってるからあんまり働きすぎると倒れるんだけど。
そうなったら五条さんが学長に怒られるしいっそのこと倒れた方が得か。
一週間くらい自宅に帰ってないし、何日も寝てないから今が何曜日なのかもわからない。
頭はズキズキと痛むし肌荒れは酷いし吐き気がしてくる。
とうとう倒れて、床に強く頭を打った。
目の前の景色がぼやけて、そのまま糸が切れるようにプツンと意識が途絶えた。
…………
side七海
「兎束さん……兎束さん!?」
少し早めに高専へ出勤すると、床に兎束さんが倒れているのを見つけた。
抱きかかえて高専の医務室まで連れていくと、家入さんはいなかった。
きっと原因は天与呪縛関係だろう、それで体調不良で気絶したのならありえる。
ストレスの原因は……きっと残業だ、最近夜遅くまで残っていたしいつもフラフラしていた。
仕事を押し付けられたのだろう……犯人の見当は大体ついた。
「頼ってくださいと何度も言ってるじゃないですかッ…。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
97人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:揺音想愛(yuotosoa) | 作成日時:2024年3月6日 19時