今日:16 hit、昨日:30 hit、合計:5,937 hit
小|中|大
episode1 ページ2
2018年、春
『そろそろ単独任務やらせてもらえないかなー。』
「何言ってるんですか、最悪死ぬでしょう?」
確かに兎はストレスに弱い生き物で、その性質は私にも反映されている。
私の術式があるからといって人間にとってのデメリットになる性質はそんなに反映されない。
でも、天与呪縛としてこれだけは反映されてしまったらしい。
『そうだけど……面倒なところだけ兎みたいになるのやだなぁ。』
「兎の耳生えたり草食になったりしなくてよかったじゃないですか。」
『兎の耳は頑張ったら生やせたよ、めっちゃ音聞きやすかった。』
あらしかめっ面、年下に怖がられるよ七海。
「術式の応用でキメラになろうとしないでください。」
隣で七海が呆れ顔をしてため息をついた。
結構楽しいんだけどね、うさ耳生やすの。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
97人がお気に入り
97人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:揺音想愛(yuotosoa) | 作成日時:2024年3月6日 19時